三共食品の成功の秘密
2025-10-07 11:35:29

設立50周年を迎えた三共食品が売上60億円を達成した理由とは

三共食品株式会社の成長ストーリー



愛知県豊橋市を拠点とする三共食品株式会社は、2025年9月30日の第50期終了をもち、設立50周年という大きな節目を迎えました。この記念すべき年に、売上高はついに60億円を達成しました。今後、第60期には売上100億円を目指しています。

50年の歴史


三共食品は1975年に設立され、乾燥野菜や天然調味料エキスなどを専門に製造する企業として成長を続けてきました。特に2000年には外食産業向けの業務用食品に参入し、売上が30億円に達しました。2010年には新たに設立した寺沢工場が成功し、2011年には売上が40億円を突破。2015年以降、代表取締役に就任した中村俊之社長のもと、「食べる“わくわく”を世界中に」というキャッチコピーを掲げ、革新的な企業文化への転換を進めてきました。この結果、2023年には当初の目標である50億円を達成し、ついに60億円に到達したのです。

成長の要因


1. 社風改革と職場環境の革新


中村社長が就任後に取り組んだ社風改革は、従業員のモチベーションを高め、風通しの良い職場環境を構築しました。2020年以降、社員食堂や事務所がカフェスタイルに改装され、全ての関係者が「しあわせ」を感じられる企業文化が醸成されました。こうした取り組みが従業員のエンゲージメントを高め、企業の成長に寄与しています。

2. 営業プロセスの高度化


クラウド型顧客関係管理ソフト「Salesforce」を導入し、営業活動を見える化。これにより、データ分析が即時に行われ、迅速な意思決定が可能となり、顧客対応の質も向上しました。

3. 経営理念の浸透


「自ら考え、動く社員」を育成し、部門横断での協力体制を確立。全社員が同じビジョンを共有し、一丸となって業務に取り組むことで、組織全体の推進力が生まれました。

4. 営業拠点の全国展開


2020年に東京オフィスを開設し、その後福岡や札幌にも拠点を拡大。これにより、新たな顧客の獲得が加速しました。これらの営業体制の充実が成長を支えています。

5. 主力商品の強化


特に、2010年に発売された『食べるラー油』は、フライドガーリックと香味油の技術を駆使し、現在でも業務用・家庭用の両方で好調です。この商品は470万個以上の販売を記録し、企業を牽引する主力商品となっています。

6. 社内活性化への取り組み


2023年から導入された「SANKYOFOODS AWARD」は、成果を上げた社員や部署を表彰する制度で、日々の努力を称える文化が形成され、意欲向上に寄与しています。

7. 地域発の新商品開発


地元・豊橋の食材を活かした『豊橋チキンカレー』や『豊橋ナポリタンソース』などのご当地レトルトシリーズは、地域の魅力を伝えるだけでなく、観光需要に応える役割も果たしています。特に、ふるさと納税返礼品としても選ばれ注目を集めています。

これからの展望


三共食品は、次なる100億円企業としての挑戦を続けます。

  • - 海外販売の強化: アジアや欧米への輸出拡大を目指します。
  • - 消費者向け商品の増強: 家庭用製品の新ラインを展開し、一般消費者に向けたマーケットを拡充します。
  • - 地域密着型商品のさらなる開発: 地元生産者との連携を強化し、地域の特産品を活かした新商品の創出を目指します。
  • - ITとAIの活用: 事業の効率化や需要予測にAIを活かすことで、競争力を高めていきます。

まとめ


三共食品は、「食べる“わくわく”を世界中に」をモットーに、革新と挑戦を続けています。代表の中村社長は、この成長を社員の努力と地域の支えによるものと強調し、今後の目標に向けての意気込みを話しかけています。そして、すべての取り組みが持続可能な成長と新しい価値の創造に向けて続いていくことでしょう。今回は設立50周年という記念すべき年に、成長を遂げた三共食品の魅力を改めて感じさせてくれる結果となりました。


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