企業版ふるさと納税の優良事例を表彰する大臣表彰式開催

企業版ふるさと納税の優良事例を表彰する大臣表彰式

2026年1月16日、内閣府主催の『企業版ふるさと納税に係る大臣表彰式』が開催されます。この表彰式では、地方公共団体や企業の優れた取り組みが認められ、特に顕著な功績を収めた4つの自治体と3つの企業が表彰されることとなります。

企業版ふるさと納税とは

企業版ふるさと納税は、地方創生を目的とした制度で、企業が地域に寄附を行うことで、その地域の発展を支援するものです。この制度を通じて得られた寄附金は、地域のさまざまなプロジェクトに活用され、持続可能な地域づくりに寄与しています。

受賞者の発表

地方公共団体部門

- 静岡県伊豆市: 地域の教育と防災を重視し、新中学校の開校に合わせて大学との連携による「XR防災教育」を導入。また、観光地との交流を進める人材の育成も行っています。
- 愛知県豊田市: 高齢者の移動支援を目的とし、山村地域で超小型電気自動車の貸出しを行い、移動の利便性を高めています。地域団体や大学とともに共同で取り組んでいます。
- 三重県四日市市: 環境に配慮し、市内の路線バスを電動化。ゼロカーボンシティを目指し、企業との連携によって持続可能な公共交通の実現に向けた活動を行っています。
- 鳥取県日南町: 森林保全活動やCO2削減を推進し、寄附企業が地域との交流を深める取り組みを続けています。

企業部門

- アサヒビール株式会社: 地域の祭りや食文化の支援を行うことで、地域社会の活性化を促進しています。公募形式で寄附先を選定し、地域の持続可能な発展をサポートしています。
- ジー・オー・ピー株式会社: 避難所の防災力向上を目的に、地域の洪水対策や農業体験の支援を通じて、強固な地域パートナーシップを築いています。
- 寿精版印刷株式会社: 伝統的な越前和紙の技術と知識を守る活動を支援し、地域の文化遺産を未来に継承していくことを目指しています。

表彰式の内容

表彰式は2部構成で行われます。第一部では、黄川田大臣の挨拶から各受賞団体の表彰までを実施し、記念の写真撮影が行われます。第二部では、企業版ふるさと納税の専門家による制度解説や受賞団体の事例発表、選考委員による講評が行われます。

今回の表彰式は、一般向けにオンラインで配信されます。参加を希望する方は、事前に申し込みを行い、配信視聴用URLを受け取る必要があります。申し込みは、2026年1月14日まで受付けています。