AIで製造業を革新
2026-03-25 12:40:03

製造業の暗黙知をAIで形にするオージーエヌの挑戦

オージーエヌが推進する製造業のAI革新



株式会社オージーエヌ(愛知県岡崎市)は、AI技術開発企業の株式会社令和AI(東京都千代田区)との共同作業で、製造業における暗黙知を可視化する「ラダー図生成AI」を発表しました。この取り組みにより、彼らは「GENIAC-PRIZE(NEDO懸賞金活用型プログラム)」で地域賞を受賞しました。この受賞は、製造業における技術継承や業務の効率化を目指した実践的なアプローチが評価されたものです。

製造業の課題とAI技術


製造業では、特に制御設計の分野には熟練の技術者が持つ経験と勘に頼る割合が大きいのが現状です。このため、若手へのスムーズな技術継承や業務効率を高める手助けが求められています。オージーエヌと令和AIは、この課題に目を向け、「ラダー図生成AI」を通して設計プロセスを科学的にデータ化する試みに取り組んでいます。このアプローチは、単なる自動化ではなく「人間の思考を拡張する」という新たな視点を持つものとして評価されています。

ラダー図生成AIの機能


「ラダー図生成AI」は、制御設計に特化したAIシステムで、設計者の思考過程を再現しつつ、ラダー図の作成をサポートします。現在は、Proof of Concept (PoC)が完了し、実証実験の段階へと進展しています。

主な機能


  • - 図面解析機能: 設計図面(タイミングチャートやハード図)を解析し、基礎となるラダー図を自動生成。
  • - 対話型修正機能: チャット形式でAIに指示を出しながら、ラダーを柔軟に修正・改善。
  • - データ出力機能: 最終的にニモニック言語データとして出力し、PLCへのインポートが可能。

本システムのメリット


「ラダー図生成AI」の実用化により期待される具体的な効果は以下の通りです。
  • - 制御設計者の作業負担の軽減。
  • - 若手エンジニアの教育の効率化。
  • - 設計の品質標準化と属人化の解消。
  • - 地元製造業の生産性向上。特に中小企業が限られた人材で高付加価値の設計を行う中、この技術はその解決策となり得るでしょう。

今後の展望


「ラダー図生成AI」は、実務環境での仮運用を通じて引き続き学習を進めながら、UIの改善や精度向上も図っています。今後の展開としては、実証実験の範囲を拡充し、AIモデルの高度化および汎用化を目指します。また、正式なプロダクト化に向けた準備も進めています。

オージーエヌは令和AIとの連携により、製造業における現場の知見と先進AI技術を組み合わせ、新しい価値の創出に挑んでいます。今後も「技術×デジタル」というテーマのもと、製造業における人材不足や技能の継承といった課題に対し、実際的な解決策を提供し続けることでしょう。

会社概要


  • - 会社名: 株式会社オージーエヌ
  • - 代表者: 代表取締役 歌野 翔太
  • - 所在地: 愛知県岡崎市真宮町6番地1
  • - 事業内容: 生産設備の設計・製作、技術者派遣、ものづくりDX支援

製造業が直面する数々の課題に対する今後の取り組みが楽しみです。


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