舞台版『せかいいちのねこ』、再演決定!
2025年8月、東京都の日生劇場にて舞台版『せかいいちのねこ』が上演予定です。この公演は、公益財団法人ニッセイ文化振興財団が主催する「日生劇場ファミリーフェスティヴァル2025」の一環として開催され、これまでの成功を受けての再演となります。昨年の初演は、多くの観客を魅了し、そのビジュアルやストーリーが高く評価されました。
舞台の魅力、ヒグチユウコの描く世界
本作は、画家のヒグチユウコによる絵本を原作としています。物語は、ぬいぐるみのニャンコが、持ち主のぼっちゃんからの愛を受けながらも、いつか飽きられてしまうのではないかという不安を抱える姿から始まります。このニャンコは「本物の猫になるために、ヒゲを集める冒険に出る」というストーリーをたどります。旅の中で出会う本物の猫たちは、ニャンコに優しさを教え、真の幸せに導いていきます。
ヒグチユウコの描くビジュアルは、愛情溢れるキャラクターたちを色鮮やかに表現しており、観客を魔法のような世界へと誘います。今回公開された新ビジュアルには、「愛されるってなんだろう 自分らしさってなんだろう」という心に響くメッセージが添えられています。
注目の演出家、山田うん
演出・振付・脚本を担当するのは、山田うん氏。この作品を通じて、彼は「原作の世界からことばと動きが溢れ出し、観客にたくさんのやさしさを届けたい」と意気込みを語っています。人形劇団ひとみ座とのコラボレーションによって、舞台上には多彩な人形たちと、技術を駆使したダンスが広がることでしょう。
初演の際には原作者自身が舞台を見て感動したと語り、その作品の持つ深いメッセージとともに芸術が融合した瞬間を体験できたと話しています。この感動を再び味わうチャンスがやってきます。
公演情報と特別なイベント
舞台版『せかいいちのねこ』は、2025年8月2日と3日に日生劇場で上演されます。大人のチケットはS席が5000円、A席が4000円み、子ども料金はそれぞれ半額設定です。また、3歳未満の入場は不可となっており、上演時間は約1時間40分の予定です。
さらに、2025年の公演には、北海道札幌や福岡、沖縄などでも小学生を対象とした無償招待公演も実施される予定です。こうした取り組みは、舞台芸術をより多くの子どもたちに届けるための重要な一歩といえます。
まとめ
舞台版『せかいいちのねこ』は、ただのエンターテインメントではなく、愛や本物の存在の意義を考えさせられる深い作品です。2025年の公演をお見逃しなく。チケットの先行販売は2025年5月15日から開始される予定です。さあ、あなたもニャンコとともに、優しさや幸福の旅に出かけてみませんか?