堀商店が月イチでプロコーチとの対話を導入
名古屋市に拠点を置く株式会社堀商店が、2025年4月から全社員を対象にした新しいコーチングセッション制度を導入します。この制度では、社員は月に一度、社外のプロコーチと1対1のセッションを受けることができます。
制度の背景
堀商店は、子ども向けのイベント景品を卸売りし、通販サイトも運営している企業です。少人数で構成されたチームは、高い当事者意識を持ちながらも、社員同士の意見の食い違いやコミュニケーション不足に悩んでいました。特に、仕入れや物流などの業務において、対話が不足し、誤解から生じるストレスは少なくなかったと言います。また、近年のAI技術の進展に伴い、変化が加速する中で、不安や迷いを感じる社員も多かったようです。
制度の目的と意義
この新制度は、社員が抱える不安やモヤモヤを整理し、自身の言葉で表現することを助けるために設計されています。社員が内面的な課題を解決し、自信を持って業務に取り組むことができるようになれば、コミュニケーションの質も向上し、結果としてお客様へのサービス向上につながることが期待されています。
さらに、この制度には守秘義務が徹底されているため、社員は安心して心の内を語ることができます。セッションの内容は経営陣にも伝わらず、必要に応じて匿名でフィードバックが経営に報告される仕組みもあります。これにより、社員は安心して本音を語ることができる環境を整えています。
コーチングセッションの概要
この制度は全社員を対象に、月1回のペースで実施されます。セッションの長さは約30分で、内容は業務やキャリア、家庭についてなど、自由に設定可能です。参加するのは、社外の認定プロコーチたちで、彼らは社員が感じていることをスムーズに言葉にできるようサポートしてくれます。
参加社員の声とコーチ紹介
すでにこのシステムを利用した社員の一人は、「話すことでモヤモヤが整理され、自分の気持ちをしっかりと表現できたことに喜びを感じています」と語っています。これに加え、参加するコーチたちも実績と経験を持つプロフェッショナルです。
- - 川嵜広志:トヨタ紡織で研修講師としても活動しており、聴く力を大切に企業研修を行っています。
- - 川上重信:株式会社MeCoFa代表で、豊橋技術科学大学の准教授も務める実力者。
- - 前島靖浩:心理学を背景にコーチングを行っており、社員が楽しいと感じる職場作りに貢献しています。
代表者のコメントと今後の展望
堀商店の代表取締役 堀 貴雄は、「社員の人生を豊かにすることが、結果として会社の生産性向上につながる」と述べています。今後も社員のウェルビーイングを向上させる取り組みを続けていく考えです。さらに、AIを活用した業務の効率化を進めながら、顧客に信頼される担当者作りを目指していきます。
会社概要
株式会社堀商店は、愛知県名古屋市に位置し、1950年から活動を続けています。子ども向けイベント景品を扱い、卸売および通販サイトを運営しています。詳しくは
堀商店の公式サイトをご覧ください。