未来の製造業を支援する「meviy for education」
教育機関向け支援プログラム「meviy for education」は、株式会社ミスミグループ本社が提供するもので、製造業の将来を担う学生たちのチャレンジを応援する目的で実施されています。このプログラムは2024年度(2024年9月1日~2025年8月31日)に各団体が行った活動を紹介するものであり、ミスミは引き続きこのプログラムを通じて学生のものづくりへの取り組みを支援していく方針です。
背景にある製造業の課題
日本の製造業は、GDPの約20%を占める重要な産業ですが、最近では人手不足が深刻な問題となっています。特に若年層の就業者数が過去20年で129万人も減少しており、これは学び手の減少や人材育成の指導者不足が影響しています。これを受けてミスミは、AIやデジタル技術を用いた「meviy」というプラットフォームを通じて課題解決に取り組んでおり、すでに全国の大学や高専の約3割でこのプラットフォームが利用されています。こうした背景をふまえ、ミスミは2023年から「meviy for education」を開始し、現在で3年目を迎えています。
2024年度のプログラム成果
2024年度は、学生フォーミュラ、ロボットコンテスト、美術大学のアートとテクノロジーのプロジェクトなど、全国20の多様な学生団体をサポートしました。特に目を引くのは、最大10万円のmeviy部品購入に使える90%OFFクーポンの提供で、学生たちの活動を大きく後押ししました。参加した学生たちからは、「学内の設備では制作できなかった高精度な部品が製作できた」や「部品の手配が迅速で、開発サイクルを大幅に短縮できた」といった評価が寄せられています。
また、meviyは開発速度や製造精度向上のためのツールとして位置付けられ、支援団体は全国大会での入賞やEVレーシングカーの性能向上など、具体的な成果が確認されています。例えば、静岡大学ではレスキューロボットコンテスト、東京藝術大学ではロボット演劇が行われ、大きな成果を上げています。
meviyの実績と利点
プログラム終了後のアンケートでは、meviyが学生のものづくりプロジェクトの設計や製作過程において、多様な調達方法として幅広く利用されていることが明らかになりました。さらに、教育や研究活動に基づく要望も寄せられており、ミスミは今後のサービス向上に向けてこれらのフィードバックを活かしていく方針です。
meviyの活用例としては、開発スケジュールが厳しい中でも短期間で部品を調達でき、CADデータをアップロードするだけで見積もりから発注までオンラインで完結できる点が挙げられます。また、寸法公差や平面度の指定にも対応し、高精度な部品製作が可能であるため、学内設備では難しい材質や形状の部品を調達できるという利点があります。
参加団体の声
「EVレーシングカーを製作するためにmeviyを利用しています。今年度は多くの部品を新規で製作し、meviyに依頼することで製作の難易度が下がりました。見積もりが簡単で、設計変更にも対応しやすいため、大変助かっています。」
「高精度な金属板部品の製作にmeviyを利用し、早期に機構を導入することができました。見積もりと納期が即時にわかるため、短期間での開発に非常に役立ちました。」
「教育用部材の製作にmeviyを活用し、学生が公差の理解を深める教材として利用しています。また、加工負荷を軽減することで、教育改善に時間を充てることができました。」
ミスミのものづくり支援活動
ミスミは次世代を担う学生の支援を含む、さまざまなものづくり支援活動に取り組んでいます。詳細は公式サイトに掲載されており、今後も支持を広げていく方針です。
(公式サイトリンク)
まとめ
「meviy」は、学生が将来の製造業をしっかり支えるためのプラットフォームとして、今後もさらなる支援を行っていきます。これにより、学生たちが新たな技術やアイデアを実現し、次代のものづくりを担うことが期待されています。