名古屋で知的財産の未来を担うセミナーが開催
2026年1月23日、名古屋観光ホテルにて「知的財産セミナー 2026」が行われます。このセミナーは、日本弁理士会 東海会が主催するもので、地域の知的財産活動のさらなる充実を目指しています。今年のテーマは、「知財は“支出”から“収益”へ -知的財産で稼ぐ時代-」。
セミナーの概要
今回のセミナーでは、知的財産を単なるコストではなく、ビジネスの成長に寄与する大きな資産として理解することを目指しています。3部構成で行われるこのセミナーは、それぞれのトピックが60分のセッションで分かれています。特に、2026年4月から施行される「企業価値担保権」や、知財と金融の新たな関係、さらには他社との連携による知財マッチングに関する最新のトレンドを学ぶことができます。
第1部:企業における知的財産と金融の関係
最初のセッションでは、肥塚直人氏が企業における知的財産と金融との関係を考えます。近年、企業のコーポレートガバナンスが見直される中、知的財産への注目が増しています。新たな企業価値担保権制度の誕生も大きな変化をもたらしており、これが企業に与える影響について深堀りします。お話を聞くことで、企業がどのように知的財産を活用し、今後の成長に繋げていけるのかが理解できるでしょう。
第2部:知的財産の活用で「失われた30年」を取り戻せ
続いて、株式会社テックコンシリエの鈴木健二郎氏が登壇し、知財の戦略的活用をテーマに講演します。日本が「失われた30年」と呼ばれる経済停滞を経験する中、知的財産を「攻めの資産」として活用する必要性が高まっています。鈴木氏は、特許や商標、デザインの利用方法を具体例を交えながら説明し、企業が如何にしてブランド強化を図れるかを示します。また、知財の「証券化スキーム」にも触れ、企業が持続的なイノベーションへと繋げる道筋を明確にします。
第3部:未来を拓く知財ビジネスマッチング
最後のセッションでは、日本弁理士会東海会の富澤正氏がモデレーターを務め、知財ビジネスマッチングの重要性について議論します。お二人のパネリスト、株式会社Mizkan Holdingsの井原淳一郎氏と愛三工業の藤村修氏をお迎えし、知的財産の活用によるオープンイノベーションの可能性に迫ります。特に、スタートアップと大企業がどのように連携し合うのか、その具体例を解説します。
参加案内
このセミナーは、企業の経営者や知財担当者だけでなく、一般の方や学生も参加可能です。未来の成長エンジンとしての知財の活用法を学ぶ絶好の機会ですので、ぜひ参加をご検討ください。開催日は2026年1月23日で、参加は無料です。ただし、定員は500名となっており、早めの申し込みをおすすめします。申し込みは、日本弁理士会東海会のウェブサイトから可能です。
知的財産を通じて、未来のビジネスがどのように変わっていくのか、そのヒントが詰まったセミナーにぜひご参加ください。あなたのビジネスの新たな一歩を踏み出すきっかけになること間違いなしです。