CoolSkinで温度低減
2026-08-20 08:33:21

福岡大学とセイコー・エステートが共同開発した「CoolSkin」で室内温度を大幅に低減

福岡大学とセイコー・エステートが共同開発した「CoolSkin」で室内温度を大幅に低減



福岡を拠点とする株式会社セイコー・エステート&ディベロップメントは、福岡大学との産学連携による共同研究で、建築物の外壁材「CoolSkin®」を開発中です。この技術は、水が蒸発する際に周囲の熱を奪う蒸発冷却の原理を応用したもので、猛暑時代に求められる冷却効果を創出することを目指しています。

先日、福岡大学で行われた屋内実証実験の結果が発表され、CoolSkin®を用いることで、室内の温度が最大4.66℃低下したことが確認されました。今回はその実証実験の詳細と今後の展望についてお伝えします。

実証実験の結果


この実証実験では、通常の条件下とCoolSkin®の条件下での温度変化が比較されました。最大測定値では、内壁の室内側で通常条件の39.34℃が34.68℃になり、4.66℃の温度差を記録しました。また、内壁の外側、断熱材室内側、室温でもそれぞれ低下が見られました。

測定箇所 通常条件 CoolSkin条件 温度差
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内壁の外側 40.73℃ 36.23℃ 4.50℃低い
内壁の室内側 39.34℃ 34.68℃ 4.66℃低い
断熱材室内側 25.38℃ 23.52℃ 1.86℃低い
室温 23.39℃ 21.68℃ 1.71℃低い

特に注目すべきは、室内側の温度が大きく低下したことで、建物内部への熱の伝わり方にポジティブな影響が与えられる可能性がある点です。この結果は、CoolSkin®の技術が将来的な室内環境の改善に寄与することを意味しています。

研究の目的と今後の展開


セイコー・エステートは、CoolSkin®の研究を単なる温度低下にとどめず、実用化に向けた詳細な検証を進めていく考えです。具体的には、室内熱環境や空調にかかる負荷、消費電力、水使用量、ランニングコスト、安全性などを検討し、実際の建物に導入できるかを確認します。

また、これらの性能が確認できれば、自社ブランドの新築アパート「LEGENDE」にもCoolSkin®技術を導入することを検討します。これにより、エネルギー効率の向上と住環境の改善を追求していく計画です。

地球環境への影響


1℃の違いが環境に与える影響は大きいことも強調されています。エアコンの設定温度を1℃上げるだけで、消費電力量を約13%削減できるというデータもあり、温度管理は省エネや地球環境保護に重要な要素です。

今回のCoolSkin®の成果は、単なる技術の開発に留まらず、未来の住宅における快適性と環境意識の両立を示すものとなるでしょう。特に、国内外で進行する猛暑やヒートアイランド現象に対して、建物がどのように反応し、改善できるのかを追求することは、今後の社会的な課題といえます。

最後に


セイコー・エステートは、今後も福岡市を中心に、建物の設計、施工、新築アパート投資などの事業を展開していきます。CoolSkin®技術は、技術の成熟とともに、より多くの住宅に実装されることを目指しています。福岡から新しい建築の選択肢を提供し、価値ある住環境の創造に寄与できるよう、研究は続けられます。詳細な数値データとともに今後の成果を楽しみにしていてください。


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