名古屋初の生成AI活用相談所が開設
名古屋市中区栄に位置する名古屋商工会議所は、2023年3月12日に地域初の「実践者向け生成AI活用相談所『AI PRACTITIONERS’ LOUNGE』」を開設しました。この相談所は、中小企業の経営革新や業務効率化を目的とし、生成AIの活用をサポートすることにより、ビジネスの競争力を向上させようとする取り組みを展開しています。
生成AIの重要性
生成AIは、今後のビジネス環境において欠かせない要素となってきています。この技術を駆使することで、企業は業務の効率化や迅速な意思決定、さらに創造的な問題解決が可能に。名古屋商工会議所と連携する名古屋中小企業IT化推進コンソーシアム(Pit-Nagoya)は、こうした生成AIを実践的に導入するためのノウハウを提供し、地域の中小企業がその恩恵を受けられるような支援体制を整えています。
相談所の概要
「AI PRACTITIONERS’ LOUNGE」では、企業の代表者や生産性向上を担当する責任者を対象に、生成AIを活用した具体的な施策を提案しています。特に、社内での生成AI運用に関する人材育成や研修プログラムについても相談できるため、個別の事情を考慮したアドバイスが受けられる点が特徴です。
開催日程と参加方法
この相談所では、2025年の以下の日程で相談を実施いたします。
- - 3月:12日(水)、17日(月)、26日(水)
- - 4月:9日(水)、14日(月)、23日(水)、28日(月)
- - 5月:7日(水)、12日(月)、21日(水)
開催時間は、各日ともに13:30から16:20の間に相談枠が設けられています。場所は名古屋商工会議所1階の相談センターで、参加費は無料となっています。相談を行うのは、生成AIの専門家である中島正博氏。彼は名古屋大学を卒業後、株式会社ジェイアール東海高島屋での勤務を経て独立し、特に中小企業向けの生成AI活用支援を行っています。
経営革新を導く専門家のアプローチ
中島氏は、生成AIサービスに関する深い知識と経験を持ち、その知識を勉強会で共有するなど地域社会への貢献をしています。15分でのアウトプット実演を行い、実務に即した具体的なアプローチを提供しています。また、法人向けの生成AI研修も実施しており、業務の効率化や新たなビジネスモデルの構築をサポートしています。中島氏の指導を受けることで、名古屋の企業は生成AIの新しい可能性を探ることができるでしょう。
主催団体の情報
名古屋商工会議所は1881年に設立された豊富な歴史を持ちながら、地域経済の発展に寄与する活動を続けています。公式サイトでも詳細情報が提供されており、興味のある方はぜひチェックしてみてください。さらに、Pit-Nagoyaは地域企業のIT活用を支援するため、137社のIT企業と連携し、地域経済活性化を目指しています。
ビジネスの未来を見据え、生成AIを導入したい企業にとって、充実した支援が受けられるこの相談所をぜひ活用してみてはいかがでしょうか。