2025年度下期の貸店舗募集動向
不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社による調査から、2025年度下期(10月~3月)の50坪以下の貸店舗の募集状況が明らかになりました。この調査はアットホームラボに委託され、東京、名古屋、大阪の主要エリアにおける賃料や物件数の動向を細かく把握しています。
東京の募集賃料トレンド
東京エリアでは、飲食店可の物件が特に高い賃料を記録しています。
2025年度下期の募集賃料は、飲食店可物件が30,227円/坪、飲食店不可物件が20,015円/坪となっており、前期比ではそれぞれ6.4%、3.9%の上昇を見せました。飲食店可物件は飲食店不可物件に比べて、なんと51%も高くなっています。
さらに、フロア別に見ると、1階の物件が25,889円/坪、1階以外の物件が22,001円/坪と、1階物件が17.7%も高い価格を確認できます。この傾向は、実際に立地条件が賃料に大きく影響を与えることを示しています。
ただし、募集物件数に関しては前期比で1.6%減少し、7期連続での減少を記録しています。需要が高まる中、供給が追いつかない状況が見受けられます。
名古屋エリアの賃料上昇
名古屋エリアでは、特に「名古屋駅周辺」の賃料が注目されています。飲食店可物件の賃料が、昨年上期以来の最高値を更新しました。このエリアは、名古屋の中心地で交通利便性が高く、多くの人々が訪れるため、飲食店などの需要が絶えません。その影響で賃料が上昇していると考えられます。
大阪における高騰する賃料
大阪でも、特に「なんば・心斎橋」エリアの賃料が上昇していることが確認されました。このエリアは観光地としても人気が高く、訪れる人が多いため、全タイプの物件で18年上期以降の最高値を4期連続で更新しています。条件別、フロア別の賃料がすべて上昇しており、大阪のビジネス環境もますます活況を呈しています。
実施された調査の概要
調査対象エリアは次のとおりです:
- - 東京:銀座、新橋・虎ノ門、六本木、渋谷、原宿・表参道、恵比寿・目黒・中目黒、新宿、池袋、上野・浅草
- - 名古屋:名古屋駅周辺、栄
- - 大阪:大阪・梅田、なんば・心斎橋
対象となるデータは、5坪から50坪までの貸店舗および貸店舗・事務所であり、駅から徒歩10分以内の物件が含まれています。募集賃料は、共益費を含んだ坪単価(税抜)の中央値を基にしており、同一棟内の物件が複数の募集を行っている場合、最新の情報が採用されています。条件別では「飲食店可」と「飲食店不可」にフロア別では「1階」と「1階以外」に分けて集計されています。
詳細情報については、公式ウェブサイトにてPDF形式で閲覧可能です。
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