高卒採用の動向
2026-05-26 14:40:31

27卒高卒採用動向:維持・拡大する募集枠と初任給の変化

株式会社ジンジブが実施した「高卒採用担当者への27卒採用動向」に関する調査結果が発表されました。2026年4月から5月にかけて行われたこの調査では、高卒採用に関する企業の実態が浮き彫りになっています。特に、募集人数枠の維持・拡大が92.5%という高い割合を占めていることから、企業が高卒採用に対して強い期待を寄せていることがわかります。

募集枠の状況と初任給の動向


今回の調査によると、27卒の高卒採用計画について、約54.6%の企業が「変わらない」と回答しました。また、37.9%の企業が「増やす」と回答しており、全体の9割以上が採用枠を維持または拡大する意向を示しています。人手不足が続く中で若手人材の確保は不可欠であり、多くの企業が採用の強化に舵を切ることが明らかとなりました。

一方、初任給については26卒と比較して38.8%の企業が「同額」とし、39.8%が「上げる」と回答しましたが、初任給引き上げの意欲は前年度から落ち着きを見せているのが特徴的です。ただし、採用枠を増やす企業の65.9%が初任給を引き上げる意向を示しており、採用意欲が強い企業ほど初任給の引き上げに踏み切る傾向があるようです。

現場職の重要性とAIの影響


AI技術の進展により、さまざまな業務が自動化される中でも、約6割の企業が「採用方針は変えない」または「より積極的な採用を検討している」と回答しています。この背景には、現場職の人手不足が長期的に続く可能性が高いという見方があります。特に建設業や製造業など、AIに代替されにくい職種が多い業界では高卒採用の意欲が顕著です。

採用戦略の変化


さらに、企業が取り入れている新しい採用手法についても調査が行われています。企業が高校へ直接求人票を持参する、インターンシップの受け入れを増やすといった戦略が打ち出されており、特に学校や先生との関係構築が新たなポイントとして注目されます。早期に自社の認知を高めることで、求職活動における競争優位性を確保する狙いがあります。「先生の紹介」が大きな影響力を持つ高卒採用の特性を生かした施策と言えるでしょう。また、合同企業説明会への参加や企業情報の積極的発信にも注力する企業が増加しています。

企業が抱える課題


しかし、高校生にとっては短い就活期間の中で十分な企業研究を行うことが難しいという現実もあります。就活を経験した高卒社会人の約60%が、より情報収集が必要だったと振り返る結果が出ています。このため、企業が自らの魅力を高校生に効果的に伝えることが、今後の採用成功の鍵となります。ジンジブはこうした課題に対して、企業と高校生が直接対話し、仕事体験ができる機会を作ることに力を入れています。

まとめ


27卒の高卒採用は、採用意欲の強さに加え、待遇改善や職場環境の整備が進む中で、企業の採用戦略にも変化が見られます。AIや自動化が進む状況は、業種によってその影響が異なるため、企業はしっかりとした戦略を持つことが求められています。今後もジンジブは、高卒採用の支援を通じて、企業と若者のベストマッチを実現するための取り組みを継続していきます。


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