催事ジャパン株式会社設立の背景
2026年5月、デアベルス・インベストメントは新たに設立した子会社、催事ジャパン株式会社を通して和菓子催事業の運営を本格的に開始しました。この動きは、日本の伝統である和菓子文化の未来を守るための重要な一手です。
和菓子催事は、百貨店や商業施設を利用して商品を展開する流通モデルであり、固定店舗を持たないことで効率的な販売が可能です。しかし、長年にわたる職人技術の継承や販売員教育、出店ルートの確保には専門的なノウハウが求められ、多くの事業者がこの課題に直面しています。このため、和菓子業界は参入障壁が高く、担い手不足が深刻な問題として浮上しています。
近年、経営難や後継者不在により、数多くの和菓子事業者が事業の継続を断念するケースが増えており、業界全体での事業承継が急務とされています。
催事ジャパンの誕生
催事ジャパン株式会社は、承継先不在の赤字経営に苦しむ和菓子事業を引き継ぎ、経営再建を図るべく設立されました。同社は、デアベルス・インベストメントが培ったフランチャイズ本部のノウハウを活用し、和菓子催事市場のプロデュース・製造・流通・販売の基盤を統合的に確立することを目指しています。
主な事業内容としては、以下の3つの領域に焦点を当てています。
1.
オリジナルブランド事業:自社直営の和菓子ブランドを展開し、運営ノウハウを蓄積すると共に、新商品や新業態の実証フィールドとします。
2.
フランチャイズ事業:和菓子催事を行うためのフランチャイズパッケージの提供を行い、業界でも珍しい初期投資低減の仕組みを導入。
3.
OEM・卸事業:他社向けに和菓子の企画・製造・物流を提供し、業界のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。
3事業の相乗効果
催事ジャパンの3事業は相互に補完し合い、競争力を高める設計がされています。オリジナルブランドでの成功実績をもとにフランチャイズを拡大し、その流通網を利用してOEM需要を開拓します。この戦略により、和菓子市場での持続的な競争優位性を確立することが可能です。
今後の展望
催事ジャパンは、関東圏を起点に事業を全国へ拡大し、特に海外市場にも目を向けていく方針です。日本の和菓子文化を世界に広めるため、更なるフランチャイズやOEM展開を進める彼らの姿勢は、未来の日本を感じさせるものです。
代表の意思
代表取締役の石野優太氏は、「和菓子文化は、日本人の心に受け継がれてきた宝です。我々の使命は、その文化を強く支え、次世代へと効率よく引き継いでいくことです。」と語ります。彼は、デアベルス・インベストメントの経営ノウハウを活用し、和菓子業界の再生に貢献するための確固たる決意を表明しました。
この新たなチャプターは、伝統と革新の融合を目指した挑戦です。催事ジャパンは、和菓子文化の守護者としての役割を果たし続けることでしょう。