西尾市が初の試み！AIキャラクターで特産物をPRする新活用法

愛知県西尾市は、特産物の魅力を広めるために革新的な取り組みを開始します。それは、2025年6月25日から運用するInstagramアカウント「にしお特産図鑑」で、なんとAIが生成したイケメンキャラクターを用いるというものです。この活動は、日本全国で初めての試みであり、特に若い世代へのアプローチを意図しています。

西尾市は、豊かな土壌と温暖な気候に恵まれ、多様な農畜水産物が生産されています。しかし、これまで地元産品の魅力が十分に伝わっておらず地産地消が進まないという問題もありました。そこで、AIキャラクターを活用して新たな形で特産物の価値を発信することが決定したのです。

実際にキャラクターは、市内のきゅうり生産者である羽佐田裕紀氏によって制作されています。彼はAI画像クリエイターとしても知られており、自身の活動を通じて西尾市の産業振興に貢献したいという思いからこのプロジェクトに携わることになりました。キャラクターは、抹茶、うなぎ、トマト、小麦の特産物が擬人化されたもので、今後は合計24キャラクターの制作を予定しています。初回キャラクターの登場は6月25日ですので、多くの人々が期待を寄せています。

さらに、アカウントの運用開始に合わせて、「育てたいキャラ選挙」というキャンペーンも実施されます。この選挙に参加するためには、アカウントをフォローし、特定の投稿にコメントすることで応募できます。抽選で10名には、一色産うなぎの蒲焼きの真空パックが贈られる特典も用意されています。

西尾市は、抹茶の生産においても全国的に有名であり、地域ブランド「西尾の抹茶」は多くの人に愛されています。明治時代から続く抹茶の栽培が行われており、その品質は国内外で評価されています。2024年の関西茶品評会では、西尾で生産された抹茶が農林水産大臣賞を受賞するなど、名実ともに「抹茶どころ」としての地位を確立しています。

また、西尾市は「三河一色産うなぎ」の本場としても知られています。温暖な気候と清流に恵まれ、長い歴史を持つ養鰻業が根付いており、育てられたうなぎは肉厚で、ふっくらとした食感が特徴です。今後も特産物の魅力を存分に活かしたさまざまなキャラクターが登場することで、その良さを伝えていくことが期待されます。

このように、西尾市はAIキャラクターを通じて農畜水産物の新たなPR活動を行い、地元の知名度向上に尽力しています。次世代へのアプローチとしても注目のプロジェクトとなるでしょう。西尾市の魅力を味わうためにも、このアカウントをフォローし、特産物の世界を楽しむことをお勧めします。