名古屋の『かけこみステーション』が地域の安全を支える
愛知県名古屋市にある「コンフォートホテル名古屋新幹線口」が、11月25日(火)に愛知県警察と共同で、緊急事態に備えた実践的な訓練を行いました。 その内容は、ストーカーやつきまとい被害を受けた女性がホテルに駆け込む状況を想定したもので、危機管理能力の向上を目指しています。
訓練内容の詳細
本訓練は、2025年に開催予定の「全国防犯CSR推進会議年次総会」で当社が紹介した「かけこみステーション活動」に基づいて行われました。 具体的には、女性が見知らぬ男性に付きまとわれるケースや、元交際相手によるストーカー被害に対処するシナリオを設け、フロントスタッフによる初期対応、安全な場所への誘導、警察への通報手順を確認しました。
充実した対応手順
1.
駆け込んできた女性の保護: まず、来館した女性をフロントでしっかりと保護。
2.
安全な場所への誘導: その後、特定の安全なスペースへと誘導します。
3.
警察への通報および連携: 次に、警察に通報し、必要な連携を行います。
4.
不審者の侵入を防ぐ: 最後に、警察の到着まで館内の安全を確保する旨の訓練も行われました。
スタッフの感想と課題
訓練中には、緊張感が漂う中で演習が実施され、参加したスタッフからは「自身も危害を受ける可能性があるため、危険を感じた」といった声も上がりました。このように、リアルな状況を想定した訓練を通じて、より的確な対応力の向上を図っています。
かけこみステーションの役割
「かけこみステーション」とは、さまざまな被害に遭った方が安全に助けを求められる場所です。 コンフォートホテルが提供するこの取り組みでは、誘拐やストーカー被害などに遭った人が一時的に逃げ込むことで、迅速に救助し、その後の関係機関へと連絡を行う基盤を整えています。
あらゆる人が安心できる環境作りを目指し、地域の安全確保に寄与するこの活動は、全国的に展開されています。また、コンフォートブランドの98のホテルでは、「かけこみステーションホテル」として認証され、目印となるステッカーが掲示されています。
地域貢献の強化へ
チョイスホテルズジャパンは、24時間365日営業のホテル特性を生かし、緊急時に頼られる存在となることを目標にしています。今後も地域の皆様が安心して暮らせる環境を支えるために、従業員の対応力向上や訓練の実施を続けていく方針です。
「かけこみステーション」の活動を通じて、名古屋市の地域安全や安心の向上に貢献する取り組みを今後も続けていくことでしょう。