シェアサイクル『チャリチャリ』の新たな挑戦
福岡を拠点に展開しているシェアサイクルサービス『チャリチャリ』が、独立行政法人であるUR都市機構九州支社と連携協定を結びました。この提携によって、福岡市内にある特定の団地に駐輪ポートを新設することが決まり、地域の交通利便性向上に大きく寄与することが期待されています。
協定締結の背景
2018年のサービス開始以来、全国規模での拡大を成し遂げてきたチャリチャリ。現在では9都市に約7,900台の自転車を展開し、累計3,100万回の利用を記録しています。今回の連携は、チャリチャリがUR都市機構が管理する賃貸住宅団地の空きスペースを駐輪ポートとして活用するための協議が進められた結果、実現したものです。2025年4月から順次10ヵ所の団地にポートが設置される予定です。
主な連携事項
この協定では、以下のような項目において協力していくことが確認されています。
1. 新しい移動手段の創出に関する事項
2. 交通安全や環境保全活動に関する事項
3. その他、本協定の目的に沿った取り組み
チャリチャリとUR都市機構は、この連携を通じて地域の交通課題や環境問題の解決に向けて緊密に協力していく方針です。
駐輪ポート設置予定場所
具体的な設置場所として、以下の10ヵ所が挙げられています。
1. UR堅粕三丁目(福岡市博多区)
2. UR福浜二丁目(福岡市中央区)
3. URアーベインルネス梅光園(福岡市中央区)
4. URアーベインルネス友泉(福岡市中央区)
5. URコーポ大橋南(福岡市南区)
6. URアーベインリビエ清水(福岡市南区)
7. UR荒江(福岡市城南区)
8. URアーベインルネス別府(福岡市城南区)
9. URアーベイン四季・姪浜(福岡市西区)
10. URシーサイドももちサウスステージ(福岡市早良区)
この取り組みにより、多くの団地居住者が利便性の高い移動手段を利用できることが見込まれています。
チャリチャリの魅力
『チャリチャリ』は、スマートフォンアプリを用いて簡単に利用できるシェアサイクルサービスです。利用料金は、ベーシック自転車が1分7円、電動アシスト自転車が1分17円という手頃な価格設定が魅力で、思い立ったときにすぐに自転車を使える利便性が多くの利用者に支持されています。
福岡をはじめ、名古屋や東京、熊本を中心に展開されるチャリチャリは、地域の方々の日常業務や「ちょっとそこまで」の移動に重宝される存在として成長を続けています。
ポートオーナーの募集
現在、チャリチャリでは新たなポートオーナーを募集しています。未活用のスペースを利用して、自転車ポートとして活用しませんか。自転車5台以上の小さなスペースから設置可能で、普段使われない場所を新しい価値としてご提供できるチャンスです。
詳細は、
ここをクリックしてください。
まとめ
チャリチャリとUR都市機構の提携は、地域交通が抱える課題を解決する一歩となるでしょう。持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みは、今後の展開に注目です。