愛知の新ブランド
2025-03-12 13:28:28

愛知の伝統が息づく新しいファッションブランド初登場!

愛知の伝統が息づく新しいファッションブランド初登場!



今年、東京ビッグサイトで開催される「ファッションワールド東京(デザイナーズゲート)」に、豊田市を拠点とするアパレルブランド「Cafco.dalla(カフコ・ダラ)」が初出展することが話題になっています。このブランドは、国内の養蚕農家との共同作業を通じて、サステナブルなファッションを展開することを目指しています。あのかつての栄華を取り戻す試みです。

養蚕業の再興とサステナブルファッション



日本の養蚕業はかつて国の主要産業の一つでしたが、時代の流れとともに衰退し、2023年にはわずか146戸の養蚕農家が残るに過ぎません。愛知県豊田市も、かつては養蚕が盛んに行われていましたが、今やその姿は少なくなっています。そこで「Cafco.dalla」は、地元の養蚕農家と手を組み、原材料からのものづくりに取り組んでいます。このブランドは、国産シルクを一部に使用した製品を通じて、養蚕業の新たな可能性を提示しています。

透明性の高いものづくり



「Cafco.dalla」が誇るアイテムは、日本各地にいる職人たちの高い技術に支えられています。明確な製造プロセスを重視することで、顧客に対して透明性を確保し、信頼を築くことを目指しています。豊田市で育てられた繭は、長野県岡谷市の宮坂製糸所で糸にされ、京都で色を付けられた後、東京八王子や京都西陣で織られます。その後、織物は山梨県富士吉田で整理加工され、最後に神奈川県横浜や兵庫県豊岡で縫製されます。このように日本各地の職人たちが手がける丁寧なものづくりが特徴です。

また、養蚕業の後継者不足やコロナ禍による経済的な影響など、いくつもの困難に直面する中でも、少量生産が可能な柔軟な生産体制を実現しています。これは、伝統工芸の技を未来へと引き継いでいくための重要なステップです。

消費者とつながるサステナビリティ



本ブランドは「命から始まるストーリー」というコンセプトに基づいています。消費者が素材や製造過程について知識を持つことで、より持続可能な選択ができるようになるというメッセージが込められています。こうした取り組みを通じて、消費者レベルでもサステナブルな行動を促進しています。

国産シルクと伝統工芸の魅力を発信



「ファッションワールド東京」のデザイナーズゲートにおいて、ブランドのストーリーや国産シルクの魅力を広く伝えることを目指しています。特に、愛知県豊田市のシルクを使ったリボンタイや、京都西陣で織られた生地を利用した国産シルクの帯ベルトは、多くの注目を集めることでしょう。百貨店でのポップアップや展示会でも、多様なアイテムを展開しており、消費者との接点を増やしています。

まとめ



今後も「Cafco.dalla」は、サステナブルな未来を見据え、地域の伝統工芸を新たな形でつなげていくことでしょう。伝統と革新が交差する新しいアパレルブランドから、目が離せません。ぜひこの機会に、愛知県の豊かな文化と技術を結集した素晴らしい製品を手に取ってみてはいかがでしょうか。彼らの活動が、未来のファッションの形を変えていくことを期待しています。


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