次世代電池材料
2025-06-26 12:05:49

名古屋大学との共同研究が切り開く次世代電池材料の可能性

名古屋大学との新たな共同研究



愛知県稲沢市に本社を置く株式会社スギイマシナリィが、国立大学法人名古屋大学と手を組み、電池材料に関する革新的な共同研究を開始しました。この研究では、透明で新しい酸化物イオン伝導体を利用した電池材料開発を目指します。

電池技術の現状と必要性


近年、電動車両や再生可能エネルギーの普及が進む中、安全で環境に優しく、なおかつコスト効率の良い次世代電池技術の必要性が高まっています。このような背景から、スギイマシナリィと名古屋大学は共同研究をスタート。低融点の資源を活用し、新しいイオン伝導体と電池材料を開発することが目的となります。

研究の目的と方法


本研究では、名古屋大学が持つ新酸化物系イオン伝導材料の専門知識と、スギイマシナリィの優れた製造技術を掛け合わせます。特に注目されるのは、常温で生産可能な新素材の開発です。この方法により、製造の効率を向上させるとともに、電池の分解や資源回収の効率化も見込まれています。

主要なテーマ


研究の主なテーマには以下のようなものがあります:
  • - 常温圧着による製造プロセスの簡素化と安全性の向上
  • - 電池材料のリサイクル性向上に向けた評価実験
  • - リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオンに対応する材料の検証

これらのテーマに基づいて、スギイマシナリィは徹底的な検討を進めていく方針です。

今後の展望


この共同研究を通じて、環境負荷を軽減した持続可能なエネルギー社会を目指す取り組みへ貢献していくことを目指します。さらに、研究成果を踏まえ、将来的には製品化や量産技術の確立を視野に入れています。

取締役のコメント


取締役の杉本悠輝は、今回の共同研究に対して非常に感激しています。「ロールコーター専門メーカーとして多様な業界へ機械を提供してきましたが、大学との共同研究において我々のロールコーターが活用されることになるとは思いも寄りませんでした。創業1949年以来の努力が実を結んだと感じています。これも全て先人たちや現在のスタッフのおかげ」であると述べています。

杉本は、今後とも「日本”住”を支える会社」を目指し、この共同研究が日本の住環境をより良くする一助になることに期待を寄せています。

お問い合わせ先


本共同研究に関するお問い合わせは以下の連絡先までお願い致します:
  • - 名古屋大学 大学院 工学研究科 石垣 範和(助教授)
メールアドレス: [email protected]
  • - 株式会社スギイマシナリィ
電話: 0587-34-3777
メール: [email protected]
公式サイト

この新たな共同研究が、未来のエネルギー社会の発展に繋がることを期待しています。


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