一宮で開催！ものづくりの魅力を発信するひつじサミット尾州2025

一宮で開催！ひつじサミット尾州2025の魅力

今年も注目のイベント、ひつじサミット尾州が愛知県一宮市で開催されます。10月24日から26日の間、地域のものづくりを支えるタキヒヨー一宮工場では、オープンファクトリーが行われます。このイベントは、世界三大毛織物産地の一つである尾州を盛り上げるべく、さまざまなプログラムが用意されています。

英式紡績機を使った珍しい体験

タキヒヨーの一宮工場では、産業革命の時代に使用されていた英式紡績機「ブラッドフォードシステム」を見学できる貴重な機会があります。この機械を通じて、糸がどのように作り出されるのか、その過程を間近で見ることができるのです。この英式紡績機は、国内にはほとんど残っておらず、その歴史的価値も認められています。

見学は10月25日と26日の10:00から16:45の間に、4回に分けて行われ、定員は各回10名の予約制になっているため、早めの予約が推奨されています。小学生以上の方なら参加可能で、参加費は無料です。

限定商品の販売も

さらに、オープンファクトリーの期間中には「ファクトリーショップ」が開店され、英式梳毛紡績で製造された特別な糸や生地を販売します。一般には手に入らない商品が特別価格で手に入るチャンスです。オープンショップは10月26日と27日の10:00から17:00の間に営業し、予約は不要ですので、気軽に立ち寄ってみるのも良いでしょう。

地域活性化を目指した参加型イベント

ひつじサミット尾州は「せんいのまちで使い手と作り手がゆるくふわっとつながるオープンファクトリー」をテーマにしており、工場見学やものづくり体験、さらにはひつじとのふれあい、ショッピング、トークセッションなど多彩な楽しみ方が用意されています。このようなプログラムを通じて、ウール素材の持続可能性を広く認識してもらい、地域の活性化にも貢献しています。

これまでに延べ6万人以上が参加したこのイベント。今年も多くの参加者が予想されており、地域のものづくりを体験する絶好の機会です。参加者は最新情報を知りたい方も多いでしょう。公式ページをチェックして、プログラムや予約方法を確認しておくことをお勧めします。

ものづくりの拠点「一宮工場」の役割

タキヒヨーの一宮工場は、2014年に設立され、ものづくりの拠点として機能しています。ここで作られる糸や生地は国内外のブランドにも評価され、その独自性が話題となっています。約70年前に製造されたという英式紡績機により生み出される糸は、仏式紡績機では表現できない特別な風合いを持っています。

一宮工場は地域に根ざしたものづくりに取り組んでおり、環境負荷の少ない生分解可能なウールの可能性もアピールしています。地域との協働によって新しい企業間の関係性を築き、持続可能な地域経済を目指しています。