防災訓練とAI
2025-01-07 11:31:22

名古屋市の防災訓練にAI技術『Spectee Pro』が貢献する理由とは

名古屋市が実施したAI活用の防災訓練



2024年11月13日、愛知県名古屋市で行われた「令和6年度名古屋市災害対策本部運営訓練」では、防災テックスタートアップの株式会社Specteeが提供する、AIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』が導入された。この訓練は、南海トラフ巨大地震を想定しており、Specteeが以前から名古屋市の防災対策に参加していることもあり、今回は2回目の実施となった。

訓練の内容



訓練では、遠州灘沖でのマグニチュード9クラスの大規模地震が発生し、市内に甚大な被害が及ぶというシナリオが設定された。この想定に基づいて、図上訓練形式で行われ、名古屋市の災害対策本部を中心に各種手順が確認された。特に、市民への迅速な情報伝達と関係機関との連携調整が重要なポイントとなった。

『Spectee Pro』の役割



訓練の際、AIサービス『Spectee Pro』が大いに活用され、SNSや気象データからの情報を収集・可視化する役割を果たした。このツールは、建物の崩壊や火災、救助要請などの情報をリアルタイムでモニタリングし、防災危機管理局の職員たちが被災状況を把握するための意思決定に活かした。名古屋市の担当者からは、「人的・時間的リソースが限られる時に、多くの情報が収集できるのは非常に価値がある」とのコメントも寄せられた。

Specteeのコメント



Specteeの代表取締役、村上建治郎氏は、「私たちはこれまでに多くの自治体と協力し、防災訓練を通じてSNSやその他の情報活用の推進を図ってきました。名古屋市での取り組みは、特に大規模災害への備えが求められる現状において、実際の活用シーンを体験できる貴重な機会だと考えています。」と述べている。

『Spectee Pro』の特長



『Spectee Pro』は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータ、全国に設置された道路・河川カメラの映像を活用し、杜撰な情報収集を防ぎつつ、災害時に迅速かつ的確な対応を可能にするサービスである。導入が進む地方自治体の中で、その9割以上で使われている実績がある。

引き続き、Specteeは自治体との強い連携を通じて、災害時の情報共有体制を構築し、地域社会への貢献を目指していく。これからの地震や豪雨といった災害に対して、迅速かつ適切な対応を可能とするため、大いに期待されている。


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