2026年版ペットの医療費事情
近年、ペットにかかる医療費の増加が懸念されていますが、2026年2月に行われたアイペット損害保険株式会社の調査によって、飼育者の経済的な実態や不安が浮き彫りになりました。特に、多くの飼い主が直面している「突発的な病気やケガ」に伴う医療費について詳しく見ていきましょう。
調査結果の概要
調査対象は犬と猫の飼育者1,000名で、2025年における1年間のペット医療費の実態が記されています。結果として約半数の飼育者は、医療費が「2万円未満」であると回答しましたが、犬と猫ではその分布には大きな違いがあります。特に、猫の飼い主の58.6%が「2万円未満」と答えたのに対し、犬の場合は31.2%で、実際に6万円以上の支出がある層も27.6%に達しています。
さらに、診療費の最高額についても調査が行われ、「5万円未満」という回答が66.2%を占めた一方で、高額な治療を受けた経験者の中には300万円というケースもあり、驚きが隠せません。
飼い主の経済的な不安
「ペット関連の支出で特に不安を感じていること」という設問では、47.1%の飼い主が「突発的な病気やケガにかかる高額医療費」を挙げ、特に若い犬や猫を飼っている飼い主の53%がこの点に不安を感じている結果となりました。年齢を重ねるにつれ、高齢化に伴う「介護・ケアの費用」に対する不安も増加し、7歳以上の飼い主の20%がこの問題を挙げています。
医療費に対する考え方
ペットの医療費に関する飼い主の考え方も非常に興味深い結果がでました。全体の52.7%が「家計に支障がない範囲で最大限の治療を受けさせたい」と考えており、1〜3歳のペットに対しては「金額に関わらず治療を受けさせたい」との意見が45.9%と多いことが分かりました。この傾向は、年齢とともに費用に対する現実的な視点が強くなるものの、各世代が「できる限りのことをしてあげたい」との共通の思いを抱いている様子がうかがえます。
貯蓄の実態とその目的
貯蓄についての調査も行われ、回答者の63.7%がペット関連で貯蓄を行っていないことが明らかになりました。実際に貯蓄をしている飼い主の55.6%は「想定外の病気やケガへの備え」のため、次いで「長期の通院や投薬」(44.4%)や「ペットの介護」(34.6%)が目的であることが判明。しかし、多くの飼い主が低い貯蓄を背景に、突発的な医療費への不安が高まる一方、具体的な資金準備は難しいという現実が立ちはだかっています。
まとめ
今回の調査からは、ペットの医療費に対する飼い主の不安や経済的負担が明らかになりました。特に、突発的な医療費の問題は多くの飼い主が直面し、貯蓄とのギャップも大きいことが浮き彫りとなりました。アイペット損害保険は、皆さまの「うちの子」に対する愛を、確かな安心として支え続けるべく取り組みを続けてまいります。