TOWINGとYazaki North Americaが提携、メキシコでバイオ炭事業を強化します

TOWINGとYazaki North Americaが基本協定を締結

株式会社TOWINGとYazaki North Americaが、メキシコおよび中米地域での高機能バイオ炭「宙炭」の普及に向け、基本協定（MOU）を結びました。この合意により、両社は持続可能な農業の推進及び地球環境の保護に向けた取り組みを強化していくことを目指しています。

背景

これまでTOWINGは、「宙炭」を用いてメキシコでの土壌改良と農業生産性向上を目的とした実証実験を進めてきました。2024年11月からの実地試験を通じて、現地の農業環境における「宙炭」の効果を検証していく予定です。この新たな協定は、TOWINGとYazaki North Americaが協力しあい、地域の農業課題を解決するための基盤を構築するものです。

本MOUの目的

本MOUは、持続可能な農業をはじめ、地球全体での脱炭素化のための両者の協力関係をさらに深めることが狙いです。「宙炭」の普及を通じて、土壌の質を改善し、農作物の収量を向上させるとともに、温室効果ガスの排出を抑制するという革新的なアプローチを実現できるのです。メキシコを起点に、この取り組みが中米・北米市場へも広がることが期待されています。

TOWINGの紹介

愛知県名古屋市に拠点を置くTOWINGは、2020年に設立されたスタートアップで、名古屋大学の研究を基盤にした企業です。彼らのミッションは、サステナブルな農業を起点とする超循環社会の実現です。地元の未利用バイオマスを用いた新しい農業資材、高機能バイオ炭「宙炭」を開発しており、農業の資源循環や温室効果ガスの削減に貢献しています。これまでに文部科学大臣賞など、数々の表彰を受けている実績もあります。