大王製紙株式会社が展開する生理用品ブランド「エリス」は、2022年からスタートしたプロジェクト「meet my elis」を通じて、多様性を尊重した生理に寄り添う取り組みを行っています。この一環で、生理用品の入手が困難な学生を対象に1年間の無償提供「奨学ナプキン」を実施しており、2025年度には2,000名の学生が支援を受けました。今回、1年を通じて行ったその効果を測るため、アンケート調査が実施され、興味深い結果が得られました。
調査には小学生から大学生までの999名が参加し、「奨学ナプキン」を利用することで生理用品の交換に対する意識が如何に変わったかが探られました。
結果として多くの奨学生が「ナプキンの交換頻度が上がった」と回答。実際に「枚数を気にすることなく、交換できるようになった」という声が寄せられ、「心に余裕が生まれた」との意見も多く見受けられました。特に、交換頻度の向上により「かぶれ、においが軽減した」と感じている人が多かったことが印象的でした。
一方で、生理についての社会的理解に対してはまだ課題が残っていることが明らかになりました。「生理に関する理解の変化を実感しているか」との質問には、49.5%が「変化を感じていない」と回答。この結果は、男女問わず生理に対する認識が十分とは言えないことを示唆しています。さらに「生理について周囲に話すことを恥ずかしいと感じる」という人は約60%に達し、異性とのコミュニケーションや社会的スタigmaがまだ存在していることも浮き彫りになりました。
「エリス」は、この調査結果を受けて、今後も支援の輪を広げる必要性を感じ、2026年4月8日から新たに奨学生の募集を開始します。生理用品の無償提供を通じて、生活に困難を抱える学生を支援するとともに、社会全体の意識を変えていく活動を続けていく予定です。
「奨学ナプキン」のプロジェクトは、毎年多くの企業や団体からの賛同を得ながら成長しており、現在も25以上のさまざまな団体がサポートしています。今後はデリケートな生理に関する話題がよりオープンに語られる環境を築いていくことが求められています。2026年度の奨学生募集に関する詳細は、特設サイトで発表される予定ですので、関心のある方はぜひご確認ください。
私たちの社会においては、生理はまだ話しづらいトピックとして扱われがちですが、エリスは「個人の価値」を大切にし、誰もが自由に選べる社会を目指しています。この取り組みを通じて、多様性を尊重する未来を築いていきましょう。