小児科オンライン診療「あんよ」が夜尿症外来をスタート
愛知県名古屋に本社を置くジークス株式会社が運営する小児科オンライン診療サービス『あんよ』では、新たに「夜尿症外来」を開設し、2025年5月30日から提供を開始することを発表しました。この外来は、夜尿症、一般に言われるおねしょに関するお悩みを持つ家庭を対象に、専門の医師に自宅から相談できる特別な枠を設けたものです。
夜尿症とは?
夜尿症は55歳以下の約15%の子どもか、全体では約6〜7%が経験するとされる一般的な症状。しかし、家族が「そのうち治るだろう」や「病院に行くほどではない」と考え、結果的に相談をためらってしまうことが多いため、子供の悩みは家庭に留まってしまうことが実情です。そんな現状を変えるべく、あんよでは、夜尿症に特化した診察を新設しました。
あんよが提供する新しい医療の形
『あんよ』は、小児科を希望する親子と、在宅で働く医師をオンラインで繋げる、革新的なサービスです。数回の実証実験を経て、2023年6月に正式にサービスが開始され、すでに多くの親御さんから支持を得ています。このプラットフォームは、サービス利用時のシステム料が無料で、子ども医療費助成も適用されるため、経済的な負担を軽減できるのも特徴です。さらに、待ち時間の解消や感染症予防にも役立っており、非常に価値のあるサービスとして知られています。
夜尿症外来の特長
「夜尿症外来」では、特に以下の特長が設けられています。特徴的なのは、夜尿症専用の問診フォームを使用し、受診前に患者の状態を把握できる点です。また、1枠あたり20分の予約制となっており、時間をかけてじっくりと相談できます。専門医による診察が受けられるため、より個別的で質の高い医療が提供されます。
受診の目安
夜尿症外来の受診が必要かどうかは、以下のリストを参考にしてください。
- 週3回未満:基本は様子見でOK。
- 週3回以上:生活習慣の見直しが必要。具体的な進め方について相談可能。
- 週3回未満:引き続き生活改善を意識。気になる場合は受診をお勧め。
- 週3回以上:一度受診をおすすめ。
- 回数に関わらずおねしょがある場合:一度受診をお勧め。
会社概要
あんよを運営するジークス株式会社は、愛知県名古屋市中村区に本社を置き、2019年9月に設立されました。資本金は1億4,000万円で、代表取締役社長は村上嘉一氏です。オンライン診療システム「あんよ」の開発・運営を行い、地域の子育て世帯を支える重要な役割を果たしています。
これからも子どもたちの健康を守るため、あんよは便利で安全なオンライン診療を深化させていきます。ぜひ、夜尿症に関する悩みを抱えている方は、この新しい外来を利用してみてください。