ニイミ産業が発行する町工場情報誌「Hello! FACTORY」第10号
このたび、ニイミ産業株式会社が自社発行の情報誌「Hello! FACTORY」の第10号を公開しました。ガス供給を主事業とし、町工場などの現場に密着する同社の営業マンによるコツコツとした取材が続いています。この情報誌は、東海エリアの町工場の魅力を丁寧に紹介しており、約6年の歩みの中で多くの支持を獲得してきました。
「Hello! FACTORY」とは
「Hello! FACTORY」は、ニイミ産業のLPガス部門の営業スタッフが編集委員として参加し、町工場の取材を通じて工場に携わる人々の物語や技術を掘り下げている情報誌です。特に工場の職人たちの人生や、工場同士の支え合いのストーリーは、多くの読者に感動を与えています。
苦難を乗り越えて
創刊から毎年約2号のペースで発行を重ねる「Hello! FACTORY」ですが、特にコロナ禍の影響で取材環境が困難になる中でも、多くの読者から「次の号を楽しみにしている」という声が寄せられ、制作チームはそれに応える形で努力を続けました。その結果、町工場の魅力を伝えるメディアとしての地位を確立しました。
10号の特集内容
最新号のテーマは「町工場進化論」。今回は、変化に柔軟に対応する2社の町工場を取り上げています。一つは三重県の窯業に関する工場で、中国発のレアアース問題の影響を受けながらも、独自の技術で再生に成功した取り組みを紹介します。もう一つは岐阜県のダイカスト工場で、若い経営者のアイデアと確かな職人技が融合した革新を描いています。
広がるネットワーク
この情報誌の影響は、単なる出版物の枠を超えています。実際に掲載された企業同士で新しい取引が生まれるなど、町工場のコミュニティにおけるネットワークも強化されています。また、社内での配布を通じて、ニイミ産業社員とその家族の工場業界への理解も深まっています。これにより、社内外でのコミュニケーションも活性化しているのです。
従来からの取り組み
「Hello! FACTORY」では、紙媒体だけでなくWebでも情報を発信できる体制を整えています。これにより、より多くの読者に工場のストーリーを届けることができ、特に若い世代にも関心を持ってもらえるきっかけを生み出しています。例えば、工場訪問の様子や取材紀行などをWeb上で公開し、バックナンバーにもアクセスできる仕組みが整っています。
それでも続ける理由
ニイミ産業がこの情報誌を発行し続ける背景には、工場の重要性に対する理解と、地域産業の発展への願いがあります。営業マンとしての視点から「町工場とともにある」という姿勢を貫くことで、単なる顧客と供給業者の関係を築くことを目指しています。こうした努力が、町工場の魅力を継続的に広めることにつながっているのです。
この最新号を含め、これまでの号もぜひ手に取ってみてください。町工場の裏側にあるストーリーや人々の想いに、きっと心を打たれることと思います。今後も「Hello! FACTORY」は町工場の魅力をより多くの人々に伝え続けていきます。