Fictivの新たな挑戦、広州にオフィス開設
2026年4月8日、Fictiv Inc.(以下Fictiv)は、中国・広州の番禺区において新オフィスの開設セレモニーを行いました。Fictivは、株式会社ミスミグループの米国子会社として、現在の急速な製品開発市場において競争力を強化するための重要な一歩です。
新しく開設されたこのオフィスは、Fictivおよびミスミの米州事業を担うMISUMI Americas Business Companyが推進するインダストリアルAI戦略の一環として、製造プロセスの基盤を強化する役割を果たします。
新オフィスの機能と位置
広州市番禺区に位置するこの新拠点は、1,100㎡の敷地面積を持ち、延床面積は4,721㎡に達します。主な機能としては、品質管理の拠点や物流機能を備えた倉庫、オフィスの役割を果たします。これにより、設計から生産、短納期出荷までの一連のプロセスが効率的に行われるようになります。特に、珠江デルタに位置することから、Fictivのエンジニアと製造パートナー間での迅速なフィードバックが可能となります。
グローバルな品質基準の確保
新拠点は、Fictivが航空宇宙や自動車、気候テック、ロボティクス、医療技術など多岐にわたる分野で展開するお客様に対して、信頼性の高い生産体制を提供することを目指しています。FictivのCEOであるDave Evans氏は、今後の製造エコシステム構築に向けた取り組みを強調し、お客様に高精度なハードウェアを提供するため、精密業界における品質維持に専念すると語っています。
インダストリアルAIの活用
新オフィスの設立は、Fictivにとって中国市場への長期的なコミットメントの証ともいえます。ミスミグループは、グローバルなものづくり基盤を活かし、インダストリアルAIを利用した次世代の生産モデルの実現を加速させます。これにより、試作から量産への迅速な移行が可能になり、顧客企業のイノベーションを支援することが期待されます。
Fictivの歴史と未来
Fictivはこれまでに、500を超えるスタートアップや大企業と協力し、3,900万点以上の商用部品や試作部品を提供してきました。その実績は、顧客企業の迅速なイノベーションや、リソースの効率的活用、収益性の向上へと繋がっています。これからもFictivは、製造業界の変革をリードする存在として、新しい挑戦を続けていくでしょう。
Fictivの広州オフィスによって、同社の製造エコシステムにおける地位がさらに強化され、グローバル市場での競争力が一層高まることが期待されています。今後の展開から目が離せません。