新たなクラフトビール「Botanist Ale」登場!
名古屋市に位置するクラフトブルワリー、Dragon Brewingが新作ビール「Botanist Ale」を発表しました。これは、果実の香りを大切にしたビールで、特に料理との調和にこだわっています。これまで多くのメディアに取り上げられ、飲食店や小売店での取り扱いも急増しているDragon Brewingにとって、この新作はブランドの新たな象徴です。
Dragon Brewingについて
Dragon Brewingは、2025年に開業したばかりの新しいブルワリーです。彼らの理念は「これまでにないフルーツビール」を生み出すこと。無添加で少量生産の果実ビールを中心に、多様なスタイルを展開しています。これまでにリリースされた「ミックスベリーエール」や「アップルパイエール」は、どちらも飲食業界から高い評価を得ています。
- - ミックスベリーエール: 8種類のベリーを贅沢に使用し、フルーティーな風味が特徴。
- - アップルパイエール: 規格外の梅とクルトンの残さを使ったシナモン風味のエール。
これらは高価格帯の飲食店や百貨店で評価を得ており、和洋中あらゆる料理とのペアリングに活用されています。
新商品「Botanist Ale」開発の背景
Dragon Brewingでは、これまでに果実系ビールに集中してきましたが、飲食店からは「より料理と合わせやすい柑橘系の香りを持つビールが欲しい」という期待が寄せられていました。特に、卓越した香りを持つIPAが人気ではあるものの、その強い度数や苦味が多くの人にはハードルになっていました。これらのリクエストを受け、飲みやすさを保ちながら、しっかりとした柑橘の香りを感じられる「Botanist Ale」を開発しました。
商品特徴
「Botanist Ale」の特徴は以下の通りです:
- - 軽やかなアロマ: ゆずやかぼすの爽やかな香りに加え、ジュニパーベリーやクロモジなど和のハーブが調和し、飲みやすく飽きの来ないフレーバーを楽しめます。
- - 料理とのペアリングを重視: 脂っこい料理や天ぷら、中華料理、洋食のグリルなど、様々なメニューと絶妙に調和します。
- - アルコール度数を抑えた設計: IPA初心者でも楽しみやすい苦味控えめのテイストが魅力です。
今後の展開
「Botanist Ale」は、まず自社醸造所で限定販売を開始し、段階的に飲食店や小売店への卸売が計画されています。2026年に向けては、定番商品を強化し、季節商品や地域素材とのコラボレーションも視野に入れ、地域活性化に寄与していく方針です。
また、Dragon Brewingではモルト残渣のアップサイクルにも取り組んでいます。地域のベーカリーや菓子店との連携により、モルト残渣を利用した焼き菓子やパンの共同開発を進めており、若い世代がこのプロジェクトに関与することで、地域事業者との連携やサステナビリティ教育の実践の場ともなっています。
これからもDragon Brewingは、地域の資源を循環させる新しい価値を創造し、若い世代への学びの機会を提供していくことを目指しています。新たな「Botanist Ale」は、その第一歩として、大きな注目を浴びることでしょう。