買い物行動の変化を探る！若年層が重視する日用品の購入事情

株式会社mitorizが実施した最新の調査によれば、若年層の買い物行動には明確な変化が見られます。特に日用品や食品を選ぶ際、重視するポイントに注目が集まっています。この調査は、2025年に続く値上げ傾向を考慮して行われ、事前の準備としても貴重なデータとなるでしょう。

調査の概要

今回の調査は、食品や日用品の購入頻度、参照する情報源、購入時の重視ポイントなど、多岐にわたるデータを収集しました。合計で2,993人が参加したこの調査は、年齢層を問わず多くの消費者の意見を反映しています。

買い物の頻度

調査によると、最も多い買い物頻度は「週に1〜2回程度」で36.3%が該当しました。次いで「週に3〜4回」が33.1%、ほぼ毎日が22.6%と続き、忙しい生活を送る人々が効率よく買い物を済ませている様子がうかがえます。

時間帯

買い物に行く時間帯では、やはり「夕方以降（17時〜20時）」が30.4%でトップ。仕事帰りにスーパーマーケットに立ち寄る人が多いようです。昼過ぎと午前中もそれぞれ26.5%と25.8%とほぼ同率で続き、昼休みや朝の時間を利用する層も少なくないことがわかります。

購入場所

食品や日用品の購入先については、スーパーマーケットが89.6%で圧倒的な支持を獲得しました。次点のドラッグストアが59.1%、コンビニエンスストアが32.4%となっています。特に若年層はコンビニの利用が目立ち、20代以下と30代でそれぞれ34.6%と34.7%の利用率を示しました。

情報源の変化

情報源として最も多かったのは「チラシ（52.9%）」と「店頭POP（40.9%）」でしたが、若年層は特に口コミやSNSからの情報収集に熱心です。20代は、SNSを通じた情報収集が29.5%、YouTubeなどの動画メディアからは17.9%が情報を得ていることが明らかになりました。

購入時に重視するポイント

食品購入時は「価格（78.4%）」が圧倒的に重要視されており、「特売・割引」も52.9%の支持があります。一方、日用品では「ポイントが貯まること（45.6%）」が重要視されており、即時的な値引きよりもポイント制度に魅力を感じる傾向が強いようです。

年代別の分析では、若い世代ほど価格の安さを重視する傾向があり、特に60代以上では「品質の良さ」にも高い関心を示しています。このことから、年代ごとに異なる価値観が現れていることが示唆されています。