地域と学校が手を組む!夏のマイチャレンジインターンシップの成果と未来
愛知県名古屋市において、一般社団法人アスバシが主催する「マイチャレンジインターンシップ」が2025年7月26日から9月28日まで実施されました。このプログラムには、約30名の高校生が参加し、19社の地域企業で社会とのつながりを深めるという挑戦が行われました。これは高校生にとって、ただの職業体験ではなく、自己の成長を促す大きなステップとなりました。
インターンシップの背景と目的
「マイチャレンジインターンシップ」は、参加する高校生が自らの目標を設定し、その達成に向けて実践的な体験を通じて学びを深めることを目的としたキャリア教育プログラムです。このプログラムでは、参加前の事前学習から現場での活動、そして最後の報告会までの一連の流れを通じて、自分自身の進路や生き方を考える重要な機会を提供します。
事前学習:自分の目標を見つける
7月に行われた事前学習では高校生がマナー講座を受けると共に、チームワークやコミュニケーションの重要性に気づくためのワークショップが行われました。自分の「マイチャレンジ」を言葉にし、意識的にインターンに臨む姿勢を養いました。これにより、彼らは目的意識を持って、自己成長のための準備ができました。
実践的なインターン体験
インターンシップは7月下旬から8月にかけて行われ、参加した生徒たちは実際に企業の現場で業務に触れ、社会の仕組みや働く人々の姿を観察しました。受け入れ企業の担当者からも「業界への興味を持った生徒が多く、前向きに取り組んでくれた」との声が寄せられました。実践的な学びを通じて、彼らは労働の価値ややりがいについて深く理解することができました。
学びを振り返る事後学習
8月30日に行われた事後学習では、インターンシップでの経験を振り返り、彼らが得た気づきをもとに次のステップに繋げるためのグループワークが行われました。生徒同士が意見を交わし、そこから新たなアイデアを引き出すことができました。
報告会での発表
9月28日には南山高校にて報告会が開催され、約20名の高校生が参加しました。彼らは自身のインターンシップでの学びや気づきを発表し、地域の企業や学校関係者、さらにはメディアの前でのオープンなイベントとして盛り上がりを見せました。出席者の中には「働くことの大変さよりも、やりがいを感じることができた」と語る生徒や、「地域の企業が挑戦している姿を見て、自分も地元での就職を考えたいと思った」という意見もありました。
特別講演と未来への取り組み
今回の報告会では、京都芸術大学の元副学長である本間正人氏が特別登壇。彼は「学びを“点”ではなく“線”としてつなぎ合わせ、自分の中で常に更新し続けることの大切さ」を強調しました。彼の講演は高校生たちにとって、今後の学びや成長に向けた大きな刺激となりました。
今後の展望
アスバシでは、本プログラムを単なる一過性の体験に留めることなく、1年間を通して継続的に実施する「通年型マイチャレンジインターンシップ」として展開していく計画です。今後は、地域企業と学生が連携し、より多くの若者が社会と結びつく機会を作っていくことで、地域活性化に寄与したいと考えています。
お問い合わせ
本プログラムやマイチャレンジインターンシップについてのお問い合わせは、一般社団法人アスバシまでご連絡ください。名古屋市熱田区にある同法人が、興味のある高校生や地域企業の参加をお待ちしています。