豊橋の馬展
2025-10-10 11:56:09

豊橋市の二川宿本陣で開催!「馬と人のものがたり」展が始まる

豊橋市二川宿本陣資料館での企画展「馬と人のものがたり」



2025年10月11日より、愛知県豊橋市の二川宿本陣資料館にて、特別企画展「馬と人のものがたり」が開催されます。本展では、江戸時代を中心に、馬に関するさまざまな資料を展示し、馬と人間の深い関係性を探求します。

馬と日本の歴史



馬との関わりは、日本の歴史において非常に古く、古墳時代(約1,500年ほど前)にはすでに、馬が大陸から持ち込まれ、国内で活用されていたことが示されています。豊橋市内の馬越長火塚古墳群からは、当時の馬具が出土しており、この地域の人々が古くから馬と繋がりを持っていたことが分かります。

また、江戸時代において、特に馬は大名の参勤交代や公の輸送手段として欠かせない存在でした。馬の供給は「伝馬(てんま)」と呼ばれ、荷物や人の運搬には「馬借(ばしゃく)」や「馬子(まご)」が従事していました。庶民の日常生活にも、馬は欠かせない存在だったのです。

展示内容の魅力



今回の展示では、豊橋市内に所蔵されている貴重な馬具や古文書、そして馬に関する浮世絵も収められます。これらは、馬と人の生活における密接な繋がりを理解する手助けとなることでしょう。特に「黒漆塗三ツ扇紋金唐草蒔絵海有水干鞍」といった高貴な馬具が展示されることは、訪れる人々にとって大きな見どころとなります。

さらに、会期中の特別イベントとして、10月25日(土)には記念講演会「街道の馬と祭」が開催予定です。横浜市にある馬の博物館の学芸員、長塚孝さんが講師を務め、馬の歴史や文化について詳しく解説してくださいます。これは、馬と日本の文化に興味のある人には特に貴重な機会と言えるでしょう。

その他のイベント



記事を読み進めるうちに、10月11日(土)と10月26日(日)には、学芸員によるギャラリートークも開催されます。こちらは入館料が必要ですが、申し込みは不要ですから、気軽に参加してみてはいかがでしょうか?また、会期中には豊橋市美術博物館にて「重要文化財馬越長火塚古墳出土品特別公開」も行われます。金銅装馬具などの貴重な出土品を観覧できる貴重なチャンスです。

二川宿本陣資料館の魅力



二川宿本陣資料館は、豊橋市の指定史跡である二川宿本陣を保存・公開している場所です。本陣以外にも、江戸時代の交通をテーマにし、周囲にある「清明屋」という旅籠屋や「駒屋」といった商家も公開しています。一度に江戸時代の建物を楽しむことができる、日本で唯一の宿場の魅力にも触れてみてはいかがでしょうか。

本企画展は2025年11月16日(日)まで開催されます。ぜひ、この貴重な展示を見逃さないでください。


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