大野精工、新たにホイアンにて海外工場を竣工
愛知県西尾市に本社を置く、大野精工株式会社は2026年1月16日に、ベトナムのホイアン市に2拠点目となる工場を竣工しました。この機会に、金属加工と試作品の製作を中心とした海外展開を強化し、国内事業基盤のさらなる整備を図ります。
新工場の役割と目的
ホイアン工場は、金属加工の需要が高まる中、将来を見据えた機動的な体制を構築することを目指しています。具体的には、制約を受けがちな国内市場を脱して、国際的な野心を持った企業としての成長を狙います。この新たな拠点では、商品開発から生産、さらには量産体制を組んでいきます。
ホイアン工場建設の背景
ホイアン市は観光産業が栄える町として知られていましたが、新型コロナウイルスの影響により観光収入が大きく減少しました。この状況を踏まえ、地域経済の安定成長を図るために、工業の誘致が進められています。
大野精工も地域の経済構造の転換に合わせ、ホイアンへの工場設立を決定しました。周辺にあるディエンバンやチューライ工業団地との連携を強化し、サプライチェーンの一部としても役立つことを目指しています。
立地とアクセスの優位性
ホイアン工場は、ダナン国際空港から車でわずか40分、ホイアン市街からは10分程度という便利な位置にあります。さらに、ティエンサ港やチューライ港といった重要な物流ポイントにも囲まれており、輸出拠点として活用できる利点があります。これにより、地域における雇用の創出にも寄与することが期待されています。
ホイアン工場の基本情報
新しいホイアン工場について、以下の概要が示されています。
- - 所在地: CN Hội An, Lô CN1-1, Cụm công nghiệp Thanh Hà, フィールドホイアン、西坊タンハ。
- - 敷地面積: 6700㎡ (約2026坪)
- - 延床面積: 3500㎡ (約1058坪)
- - 着工日: 2025年1月5日
- - 竣工日: 2026年1月16日
- - 施工業者: Lecon
- - 事業内容: 金属(鉄、アルミ、SUS等)の加工
- - 設備: マシニングセンター、汎用フライス、旋盤、研磨機、三次元測定機など
竣工式の開催
2026年1月16日には、ホイアン工場の竣工式が盛大に執り行われました。多くの関係者が出席し、工場内の見学も行われました。出席者には政府関係者やお取引先、サプライヤーなどが含まれ、地元の期待の大きさがうかがえました。
大野精工の未来への展望
大野精工の取締役、大野龍太郎氏は「今後は単品加工だけでなく、中ロット品の加工にも力を入れていきたい」と語っています。また、自社製品の開発から生産までを行う重要な拠点として、今後の成長を期待されています。ベトナム工場の設立によって、日本とは異なる攻めのスタンスで市場に挑んでいく考えを示しています。
会社概要
大野精工株式会社は、2001年の設立以来、「ものづくりは人づくり」を理念に、愛知県西尾市をベースに多角的なビジネスを展開しています。主な自社事業には、精密部品の製造やアグリ事業、高齢者福祉事業、障がい福祉事業があり、多様性に富んだ企業として知られています。