建設業の安全を守る次世代アプリ「HACARUS KY」大幅リニューアル

建設業界の危険予知活動を支える「HACARUS KY」

株式会社HACARUSが提供する危険予知活動支援アプリ「HACARUS KY」が2025年7月1日より全面リニューアルします。このリニューアルでは、ユーザーインターフェース（UI）の大幅な改良とスマートフォン端末での操作性向上が図られ、建設業界におけるKY活動をより円滑にサポートします。

リニューアルの背景

昨今、建設業の現場では労働災害防止のため、KY活動が不可欠です。しかし、従来の方法では紙ベースの管理や形式的な流れが多かったため、実効性に乏しいという課題が数多く指摘されてきました。そこで、HACARUS KYは、AI技術の力を借りて、現場での作業内容に基づいた労働災害リスクを自動提案することで、より実態に即したKY活動のデジタル化を実現しています。この度のリニューアルでは、特に操作性の強化を目的としており、より多彩な現場で活用できるように設計されています。

主なリニューアル内容

1. UI全面刷新
新しいデザインは、現場でのKY活動に即した視認性と操作性を重視しており、KYシートの入力から共有までがスムーズに行えるようになります。

2. スマートフォン最適化
スマートフォン単体で快適に操作できるよう、画面が最適化されました。さらに、二次元コードによるログインが可能で、複数の協力会社でも使いやすい設計です。

3. 権限区分の設定
管理者、支店管理者、現場監督、協力会社など、担当者ごとに異なる権限を設定でき、機能や画面表示の調整が可能です。

HACARUS KYの特徴

- AIによる自動提案

作業名と作業内容を入力するだけで、3,500件以上の労働災害リスクに基づいてAIが自動で最適なリスクを提示します。

- 自社事例の登録

自社の過去の労働災害事例を登録することで、より自社現場に即したリスク提案が実現します。

- 電子KYシートの共有

KYシートはクラウドに保存され、二次元コードを通じたアクセスが可能で、複数の現場や関係者との運用がしやすくなっています。

- NETIS登録済

国土交通省の新技術情報提供システム（NETIS）にも登録されており、公共事業にも対応しています。

成果と導入事例

HACARUS KYはすでに多数の建設現場で導入されており、導入企業からは「紙に頼らない情報共有」や「安全文化の醸成」といった効果が報告されています。例えば、美保テクノスではKY活動を電子化したことで確認作業の効率が大幅に向上。また、東亜建設工業では海上工事においても効果的にKY活動が実現されています。