愛知県豊橋市に新たな夏の味覚が登場します。株式会社糀屋三左衛門が展開する甘酒ブランド「orise」が、豊橋市にあるコーヒーロースタリー「Green Hills Coffee Roaster's & Lab.」で夏季限定メニューとして採用されることになりました。新たに販売される商品は「AMAZAKE〈甘酒〉コーヒーゼリーラテ」。この飲み物は、2026年の6月15日から8月31日までの間、店舗で楽しむことができます。
この取り組みは、Green Hills Coffee Roaster's & Lab.が掲げる「コーヒーを通じて地域の魅力を発信する」という理念に基づいています。ここでは地域の生産者や他の事業者と積極的に連携しており、今回の甘酒の採用もその一環です。糀屋三左衛門も、室町時代から続く伝統を受け継ぎ、約600年間にわたり味噌や醤油、清酒などの発酵食品づくりに貢献してきました。双方の事業者が地域の魅力を再発見し、それを広めていくための新たな足がかりとなることが期待されています。
新商品「AMAZAKE〈甘酒〉コーヒーゼリーラテ」は、スペシャルティコーヒーと発酵文化、つまり異なる分野を組み合わせたその斬新さが特長です。価格は800円(税込)で、豊橋市牛川通の店舗にて提供されます。この商品を通じて、地域住民や観光客に発酵文化の魅力を伝えることができればと、糀屋三左衛門は考えています。
糀屋三左衛門は、食品メーカーや飲食店との協業によって、麹や甘酒をより身近に楽しんでもらうことにも力を入れています。これまでの実績として、豊橋駅前に位置する「emCAMPUS FOOD」では、ピザやホットドッグの生地にoriseの甘酒を利用。また、東京・六本木にある「yelo」では、oriseを使用したオリジナルシロップも提供されています。さらに、豊橋の「レストランKEI」でも特別コラボの発酵ディナーで麹製品が使用されるなど、多岐にわたって需要が広がってきています。
このように、発酵文化は新たな活用例を見つけつつあります。「orise」を通じて、甘酒や麹が日常の食文化の中でどのように定着していけるのか、今後の展開にも目が離せません。糀屋三左衛門は、麹の新たな可能性を模索し続け、発酵文化の魅力を発信していく姿勢を貫いていくことでしょう。
最後に、糀屋三左衛門の会社自体についても触れておきたいと思います。愛知県豊橋市に本社を置く同社は、約600年の歴史を持つ種麹のメーカーです。全国及び40カ国以上の醸造メーカーに対し種麹を供給するほか、麹の文化を後世に伝えるため各種イベントを企画・運営しています。室町時代から続くその伝統が、現代の食文化の中でどのように活かされ続けるのか、今后の活動に期待が高まります。