障がい者アートとSDGsの融合「Re:rousoku」
名古屋市を拠点とする株式会社ティアが、通夜や葬儀で使用されたロウソクを再利用し、アップサイクルキャンドル「Re:rousoku」を開発しました。この商品は、2025年の「東海エコフェスタ」にて初めて販売されます。
「Re:rousoku」とは?
この新商品は、サステナビリティに向けたティアの取り組みの一環として、障がい者アートとのコラボレーションで生まれました。ティアは、「互いに尊重し合い、命あるものすべてが幸せに暮らす社会」の実現を目指して、廃棄物削減に努めています。その一環で、葬儀に使用したロウソクをアップサイクルしたキャンドルを作成。
このプロジェクトには、「Sketchglam」との連携があり、そこで紹介されたアーティスト、yuikoさんとCHABIさんの作品をパッケージに取り入れています。両者のアート作品は、それぞれの個性が光るもので、見る人に温かさと感動を与えます。
制作背景と社会貢献への思い
ティアのワークサポート課では、障がいのあるスタッフたちが得意な技術を駆使して、「Re:rousoku」の制作に参与しました。ていねいな手作業に込められた温かな気持ちは、完成したキャンドルにも感じられます。また、この商品の売上の一部は、アーティストに還元され、彼らの経済的な自立支援にもつながります。
さらに、売上の一部は「病気や災害で親を亡くした子どもたち」や「障がいを持つ親が働けない家庭の子どもたち」の支援を行う「あしなが育英会」に寄付されます。「Re:rousoku」は、SDGsを意識した商品の中でも特に大きな意義を持つ取り組みです。
アーティスト紹介
yuiko
スケッチグラムジャパンに認定されたアーティストで、動物や植物をモチーフにしたカラフルな作品が特徴。彼女は自閉スペクトラム症を持っており、自らの感情を色彩で表現しています。2022年入院をきっかけに、創作活動を再開。
CHABI
素材にこだわり、色鉛筆や水彩など多様な画材を使って作品を制作しています。「平和」や「命」などのテーマを持ち、見る人に生きる喜びを伝える作品を生み出しています。
商品情報
「Re:rousoku」には、大サイズ(700円)と小サイズ(500円)があり、アーティストそれぞれの作品名も付けられています。今回のキャンドル販売は、2025年10月25日(土)と26日(日)にモリコロパークで行われる「東海エコフェスタ」が初披露の場となります。
イベント詳細
- - イベント名: TOKAI ECO FESTA 2025 AUTUMN in モリコロパーク
- - 日時: 2024年10月25日(土)・26日(日)
- - 時間: 10:00~16:30
- - 場所: モリコロパーク大芝生広場
- - 入場: 無料
この「Re:rousoku」を通じて、持続可能な未来と、障がい者アートの理解を深めるきっかけになればと思います。
会社情報
株式会社ティアは、名古屋市に本社を構え、葬儀やフランチャイズ事業を展開。社会に貢献する様々な試みを続けながら、地域の皆さんに寄り添ったサービスを提供しています。