DeNA若手社員のキャリア支援を実現するBOOSTの成功事例
最近、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)の若手社員がBOOSTプログラムを通じてキャリアへの自信を深め、エンゲージメントスコアが改善したという報告がありました。このタレントサクセスサービスは、Boost Health株式会社が提供するもので、AI技術とプロコーチによるサポートを組み合わせて行われます。
BOOSTとは
BOOSTは、認知行動療法(CBT)に基づいたタレントサクセスサービスで、社員が自律的にキャリアを形成できるよう支援します。「思考整理」から「行動設計」までをフルサポートするこのプログラムでは、個人の課題を言語化し、具体的なアクションへと繋げることを目指しています。
実施背景と目的
DeNAは2016年から健康経営を進めており、特に若手社員のパフォーマンス向上を重視しています。リモートワークの普及による孤立感やメンタルヘルスへの影響を考慮し、従業員のストレス対策やセルフコンディショニングの研修を実施してきました。しかし、さらなる支援が必要であると認識し、BOOSTの導入に至りました。
プログラムの概要
BOOSTプログラムは、入社1〜3年目の若手社員11名を対象に行われました。月に1回、プロコーチとの1対1の面談を3回実施し、週15分のAIセルフセッションを3ヶ月間行う体制で進められました。これにより、参加者はキャリアに対する理解を深めるだけでなく、実践に移す力も養われます。
実施結果
プログラムの結果、BOOSTを利用した参加者は、キャリア自律スコアがモニター群と比較して2〜3倍の改善を示しました。特にエンゲージメントスコアは、モニター群が低下する中で参加群は逆に向上しており、BOOSTの効果が確認されました。また、ストレス対処力も14%の向上が見られ、参加者のメンタル面でもプラスの影響がありました。
具体的な変化
参加者の中には、「強みを活かしながら自発的に行動できるようになった」と感じる人や、プレッシャーを乗り越え次のポジションを見据える姿勢を持つようになった人もいました。
参加者の声
プログラムへの満足度は100%で、もっと続けたいという希望も同様でした。参加者たちは外部の視点から得られるアドバイスや気軽に話せる環境に感謝の意を示し、日々の業務にも有益であると実感しています。「自分の内面を理解できたことが大きな成果だ」と語る人も多く、BOOSTがもたらした変化は明らかです。
担当者コメント
DeNAのCHO室副室長である植田くるみ氏は、この取り組みが若手社員の自律的成長に繋がった点を評価しました。また、BOOSTの仕組みが中長期的な実践力向上につながることを期待しています。
BOOSTの今後の展開
BOOSTは、まだ多くの企業との連携を求めており、人的資本経営におけるROIを可視化するための共同実証を進めています。社内における依存度を減らし、自律型人材育成モデルの確立を目指す企業は、このプログラムに注目しています。
まとめ
DeNAの成功事例は、タレントサクセスサービスBOOSTが現代の業務環境においていかに有効かを示すものです。AIとコーチングという新たな形の支援が、社員の可能性を引き出し、組織の成果に繋がることを改めて証明しました。