名古屋市役所が舞台のデザイン思考研修
名古屋市役所とKDDIアジャイル開発センター株式会社(以下KAG)のコラボレーションによるデザイン思考研修が、2026年7月30日に開催されました。この研修は、昨年度に続いて2年連続で実施され、職員たちが防災に関する知識を深めることに重点を置いています。
研修の背景
名古屋市役所は、行政のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるため、さまざまな研修プログラムを展開しています。その中でも、KAGが担当する「サービスデザイン研修」は特に注目されており、職員が市民の視点で課題を認識し、共創的に解決策を模索する能力を育成することを目指しています。
研修の内容
今年度の研修は前回の経験を生かし、実践的な内容に特化しています。プログラムは、大きく4つのセッションから成り立っています。まず第一に、ターゲットの理解を深めるため、特定のペルソナを中心に事前の調査資料を元に課題意識をチーム内で共有します。
次に、インタビューを実施します。このセクションでは、各チームが役割を分担し、インタビューを設計し、その結果を具体的なデータとして収集します。
3つ目には、アイデア創出とプロトタイプ開発が行われます。収集したインタビュー結果を分析し、ニーズを明確にした上で、新しいアイデアを創出し、それをストーリーボードとして視覚化します。
最後に、各チームが考えたアイデアを共有し、参加者同士でフィードバックを行います。この一連の過程を通じて、職員たちの個人の視点とチームワークが一体となり、創造的な解決策が生まれるのです。
参加者の感想
参加した職員からは、「サービスデザインの重要性や実際の効果を具体的に実感できました」との声や、「多様な手法で意見を出し合うことができてとても楽しかった」との意見が寄せられました。また、普段出す機会の少ない意見を短時間で多数出すことができ、非常に新鮮な体験になったようです。
アンケート結果
研修後のアンケートでは、回答者全員が肯定的な評価を示し、「とても満足」または「満足」と感じた割合は約100%に達しました。特に「今後の業務に活用できそう」との回答が83%に上り、実践させる意欲が高いことが読み取れました。
KAGからの専門的なサポート
KAGはワークショップ終了後も、参加者が研修で学んだ知識を現場で実践し続けられるよう、専門家によるサポートを2027年2月まで提供する計画です。これにより、名古屋市役所内でのデザイン思考が浸透することを期待しています。
今後の展望
KAGは、名古屋市役所をはじめとする多くの行政機関や自治体との協力を通じて、現場のニーズに即した支援を続けていく方針です。デザイン思考の手法を広めることで、より安全で安心な市民生活を実現するための取り組みが進んでいます。
次回の研修には、さらに多様なアイデアが持ち寄られることでしょう。名古屋市役所の取り組みから目が離せません!