関西万博で体感する三重県の魅力
2023年9月28日から始まった特別展示「海女漁と三重の食」が、大阪・関西万博の関西パビリオン内の三重県ブースで開催されています。この展示では、地域の歴史や文化、自然、食に焦点を当て、「美し国みえ」の魅力を多角的に紹介しています。特に注目は、伝統的漁法である海女漁の紹介です。
海女漁の魅力
海女漁とは、素潜りによってアワビやサザエなどを採取する女性たちの伝統的な漁法です。三重県には、日本で最も多くの海女が活動しており、もはや文化そのものとも言える存在です。今回の特別展示では、海女漁のダイナミックな映像を通じて、その臨場感を体験できます。また、現役の海女が来場し、海の知識や海女漁の奥深さについて語ります。特に気になる方は、スケジュールをチェックして、ぜひ直接お話を聞いてみてください。
海女漁の日程
現役海女とのふれあいの時間は、以下の日程で設けられています。
- - 9月28日: PM
- - 9月29日: AM
- - 9月30日: PM
- - 10月1日: PM
- - 10月2日: AM
- - 10月3日: PM
- - 10月4日: PM などさまざま。
この他、展示期間は10月13日まで続きますので、気軽に足を運んでみてください。
三重県の食文化
三重県は、言わずと知れた「味覚の宝庫」でもあります。特に「桑名のはまぐり」「松阪牛」「南紀みかん」といった特産品が有名です。この特別展示では、これらの食材も映像で紹介されます。
松阪牛
「肉の芸術品」とも称される松阪牛は、特別な飼育方法で育てられる極上の肉牛です。県内の肥育農家によって、牛の健康状態に合わせた飼料を提供し、じっくりと育てられています。その味わいは、全国的に有名で、特に食通の人々から高い評価を受けています。
桑名のはまぐり
桑名市は、「その手はくわなの焼きはまぐり」の名で知られており、特に地はまぐりが有名です。この地域で育つ「地はまぐり」は、希少種で柔らかな身質が特徴で、多くの人に愛されています。また、令和7年には「桑名焼き蛤」が江戸時代から続く郷土料理として認定され、注目を集めています。
南紀みかん
南紀最南端の地域で栽培されたみかんは、早出しが特徴です。特に「温州みかん」と「カラ」は、独自の栽培方法によって高糖度の品質を誇ります。豊かな自然環境によって育まれた三重ならではの美味しさを存分に楽しんでいただけます。
重要な文化の継承
海女漁は、2000年以上の歴史を持つ伝統的な漁法として、三重県の文化の一部です。しかし、近年では高齢化や後継者不足により、海女の数が減少しているのが現状です。三重県内では、男女を問わず、海の恵みを守るために努力している人が多くいます。この展示を通じて、伝統文化を次世代に繋ぐ重要性を再認識していただけたらと思います。
是非、この機会に関西万博の三重県ブースを訪れ、貴重な体験を楽しんでください。海女漁の魅力や三重県の美味しい食文化に触れる絶好のチャンスです。趣ある展示を通じて、海の恵みを感じていただけることでしょう。