おにぎり愛好者の増加と価格意識の二極化が明らかに

最近の調査によると、日本人の94.8％が「おにぎりが好き」と答え、特に30代から50代にかけてその人気が高まっています。この調査は、株式会社mitorizが行ったもので、日常的に親しまれているおにぎりの購入頻度や、価格意識、消費者の価値観について探っています。

おにぎり人気の実態

調査の結果、実に94.8％の回答者が「おにぎりが好き」で、その中でも「とても好き」と答えた人は51.3％に上ります。年代別では、40代の53.8％が「とても好き」との結果が出ており、特にこの世代においておにぎりへの愛着が強いことが分かります。また、約5割の人が月に1回以上おにぎりを手作りしていることも特徴的です。

購入頻度と選択基準

市販のおにぎりについては、約3割の人が週に1回以上購入していることが分かりました。逆に「購入しない」という層も一部存在しますが、圧倒的に月1〜2回程度購入する人が多いです。

おにぎりを選ぶ際に重視される点も興味深い結果が得られました。「具材の種類」が76.4％で最も重視されており、次いで「価格」が69.1％という結果になっています。このことから、多くの人が味や料理の質を求める一方で、コストパフォーマンスも忘れられない要素となっていることがわかります。

持続する購買行動と価格意識

最近のインフレ状況の中で、93.3％の人が市販のおにぎりの価格上昇を感じています。58.9％は「かなり高くなった」と答えており、その結果「とくに変わっていない」と感じながらも引き続き購入を続ける人が多い仕組みが見て取れます。一方で、32.3％の人は「購入する頻度を減らした」とも回答しており、これはコスト意識が強まっていることを示しています。

おにぎりに対する支出意識

おにぎりに支出できる金額についても興味深い結果がありました。コンビニで購入する際には「100円〜130円未満」が最多で49.7％を占めています。一方、専門店では「200円〜300円未満」が46.9％と、値段に対する柔軟性が見られます。特に専門店においては、より高品質な素材やこだわりのある料理を求める消費者が多いことが影響しています。

まとめ

この調査を通じて、おにぎりが日本人にとっていかに身近な存在であるかが改めて確認されました。価格が上昇しているにもかかわらず、おにぎりを愛する気持ちは変わらず、多くの人がその魅力に引き寄せられていることが分かります。今後もおにぎり文化の発展を期待しつつ、価格意識の変化や消費動向について注視していきたいと思います。