外国人介護人材の採用拡大!愛知のT.S.Iがガイア国際センターと連携
株式会社T.S.I(京都市)は、愛知県豊橋市に本社を置くガイア国際センターと業務提携を結び、特定技能外国人の採用を活発に行っています。この取り組みにより、介護分野に必要なスキルと心意気を持った外国人材を迎え入れることで、サービスの質向上を目指しています。
採用の背景
日本の介護業界は、少子高齢化の影響で深刻な人材不足に悩まされています。特に、訪問介護サービスにおいては、外国人が従事することに制約がありました。しかし、2025年4月に法改正が行われ、特定技能外国人が訪問介護業務に従事できるようになりました。この改正により、一定の実務経験を持つ外国人材を活用できるチャンスが生まれました。この新しい制度に基づき、T.S.Iはガイア国際センターと連携し、外国人材の採用を本格化することで、安定的な介護人材の確保を目指しています。
採用実績
この提携により、T.S.Iは法改正初年度の2025年に25名の外国人介護人材の内定を発表しました。そして、現在はベトナム国籍の16名が「アンジェス宇都宮砥上」など13の施設で職務に就いています。これらの人材は、訪問介護からデイサービスまで幅広く、その能力を活かして日々の業務に貢献しています。
職場環境の充実
T.S.Iでは、外国人介護人材が安心して働ける環境を整えるため、法律上の義務を超えた取り組みを行っています。研修制度や指導体制の整備に加え、外国人が快適に住める住居環境の提供も重要な要素です。この結果、特定技能外国人が持つ能力を最大限に引き出し、入居者やその家族に高品質なサービスを提供することができています。
先進的な評価基準
T.S.Iでは、採用過程において日本語能力や介護に対する情熱、そして技術力の高さを重要なポイントとして重視しています。中村眞里氏は、海外から来た介護職を採用する際に特に気を使っているのは、「日本語でのコミュニケーション能力」と「心から介護を受け持つ姿勢」だと語っています。これにより、外国人材は入居者ともスムーズに対話し、信頼を築くことができます。
ガイア国際センターの役割
ガイア国際センターは、アジア5カ国で日本語教育を行い、勤勉な外国人を育成する専門の人材紹介会社です。代表取締役の楠田祐里氏は、T.S.Iと共に「愛ある日々のお手伝い」という企業理念に共感できる外国人を厳選し、介護の大切さを理解した人材を送り出しています。これにより、介護現場における外国人の役割が一層進化しています。
未来への展望
今後、T.S.Iは引き続き特定技能外国人の受け入れを進めると共に、彼らの成長を見守る姿勢を崩しません。多くの外国人材が実務をこなしながらも、来年1月に予定される介護福祉士試験の準備に励んでいることから、今後の成長が期待されています。日本の介護サービスの未来を担う彼らの活躍に、私たちも注目したいところです。