アイサンテクノロジーが発表した2026年3月期第2四半期決算の詳細
愛知県名古屋市を本拠とするアイサンテクノロジーは、2026年3月期の第2四半期決算を11月12日に発表しました。今回の決算発表を受けて、同社の加藤社長が記者会見を行い、その注目すべきポイントについて詳しく説明しました。
2026年3月期第2四半期の業績
アイサンテクノロジーは、2026年3月期の半期決算に関し、初めに営業損失を見込んでいました。しかし、自社で開発したソフトウェア「Wingneo INFINITY」や「ANIST」などが引き続き良好な業績を記録し、また官公庁からの大型入札案件の受注や、自動運転技術の社会実装を目指す補助事業の獲得により、前年同期を上回る受注状況を達成しました。これにより、第2四半期では約2億円の営業利益を計上することが可能となりました。
この好調な業績は、今後も続く見込みで、特に期末に向けた受注状況が順調に推移しているとしています。経営陣は、通期での計画目標の達成に向けて着実に進展している状況であると強調しました。
株主還元方針の新たな方針
さらに、同社は株主還元方針を見直し、株主資本配当率(DOE)の導入を決議しました。この変更に伴い、2026年3月期の配当予想や2027年3月期の配当目標についても修正を行ったことを発表しました。これにより、株主の皆様への還元を一層強化していく方針です。
定例の会社説明会の開催
アイサンテクノロジーは、2026年3月期中間決算および今後のビジョンについて、名古屋市内で会社説明会を11月15日(土)に開催します。この会では経営陣が直接説明を行い、参加者は最新の業績や事業内容について安心して情報を得ることができる機会となります。詳細な情報や申し込みについては、公式サイトでご確認ください。
アイサンテクノロジーの概要
アイサンテクノロジーは1970年に創業し、測量システム技術の発展と共に成長してきました。現在では、公共セグメントとモビリティ・DXセグメントの2つの主要事業を展開し、社会インフラの改善及び未来の都市づくりに貢献しています。
会社概要
- - 本社所在地: 愛知県名古屋市中区錦三丁目7番14号 ATビル
- - 設立: 1970年8月
- - 代表者: 代表取締役社長 加藤 淳
- - 資本金: 19億2,251万円(2025年4月1日現在)
- - 事業内容:
1. 公共測量・登記測量・土木建設業向けCADシステムの設計・開発・販売及びサポート業務
2. 計測機器・モービルマッピングシステム・自動運転システムの販売
3. 三次元地図データベース整備のためのソフトウェア研究開発業務
4. 三次元データ計測業務及び高精度三次元地図データベース作成の請負業務
5. 自動運転に係るコンサルティング事業
今後もアイサンテクノロジーは、適切な情報開示を行い、その企業価値の向上に努めてまいります。皆様からのご支援を引き続き賜りますようお願い申し上げます。