冬の新たな味わい、「吟醸 初しぼり」と「吟醸 にごり酒」登場
名古屋市北区に本拠地を置く金虎酒造株式会社が、2025年12月1日(月)から新たに「新米新酒 吟醸 初しぼり」と「新米新酒 吟醸 にごり酒」を発表します。この新酒は、長年地域で愛されてきた「初しぼり」を基にしながら、昨今の酒造用原料米価格の高騰を受けて全面的にリニューアルを行った結果生まれました。
原料米のこだわりと新酒の誕生
近年、全国的に酒造用の原料米が高騰しており、従来の「初しぼり」に使用していた米を従来通りの価格で仕入れることができなくなっています。このため金虎酒造では、品質を落とさず安定した供給が可能な地元の原料米を使用し、その特徴を最大限に引き出した吟醸酒へと変貌を遂げることが決定されました。
新しい「吟醸 初しぼり」は、フルーティな香りとしぼりたての爽やかさが特徴で、720mlのボトルが1,980円(税込)で手に入ります。いっぽう「吟醸 にごり酒」は、軽やかでフレッシュな飲み口と米の旨味が絶妙に調和した一品で、こちらも720mlのボトルで同じく1,980円(税込)で発売されます。
杜氏の情熱
吟醸酒の製造を手掛ける杜氏・木村伸一氏は、若干20代で全国新酒鑑評会において6年連続金賞を受賞するなど、愛知県内で屈指の実力を誇る酒造りの匠です。普段は柔和でありながら、酒造りには妥協を許さず、常に新しい技術を追求しています。木村氏は「飲みやすく、それでいて味わいの広がる酒造り」を目指しており、今回の新酒にもその情熱が注がれています。
新たなデザインとブランドへの想い
同時に、ラベルデザインも刷新されました。従来の筆文字の良さを活かしつつも、現代的な要素を取り入れたエンブレムデザインが、名古屋の地酒としての風格を表現しています。新デザインは金虎のロゴマークと調和し、伝統を尊重しながらも新しい風を感じさせるものとなっています。
金虎酒造の七代目蔵元水野善兵衛氏は、「原料米の価格高騰という厳しい環境の中で、ただ値上げするのではなく、どのようにより良い新酒を顧客に届けるか考え、吟醸初しぼりという答えに至りました」と語り、お客様に新しい味わいを楽しんでいただくことを熱望しています。この新酒が名古屋の冬の新たな名物となるよう、金虎酒造はさらなる努力を重ねるとのことです。
取扱店とアクセス
新米新酒は、金虎酒造の公式ウェブサイトに掲載されている取扱店でも取り扱われる予定です。情報は随時更新されるため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
金虎酒造は弘化二年(1845年)の創業以来、愛知県内で質の高い日本酒を追求し続けてきた小規模な酒蔵です。近年も数々の賞を受賞するなど、その実力が多くの人々に認められています。新たな「吟醸 初しぼり」と「吟醸 にごり酒」をぜひ一度お試しください。