地域の味と海藻保護を両立したセブン‐イレブンの新商品
北海道のセブン‐イレブンが8月1日から新たに登場させる商品は、地域の海藻保護活動に賛同した特別なメニューです。この商品には、函館産の昆布が使用されており、地域の環境問題解決にも貢献しています。
昆布の減少と地域の取り組み
近年、日本の海では温暖化の影響や磯焼けが進行し、昆布の生育が急速に減少しています。特に北海道沿岸は主要な昆布の産地として知られていますが、その状態は年々厳しくなっています。この問題を解決すべく、函館市では北海道大学や函館地域産業振興財団、企業が連携して「函館マリカルチャープロジェクト」を始動。このプロジェクトは、多様な海藻を育成し、海の生態系を再生させることを目的としています。
セブン‐イレブンの支援
セブン‐イレブンは、そうした地域の取り組みに賛同し、プロジェクトの一環として、函館近海で穫れた昆布を用いた商品を販売します。今回発売されるおむすびとラーメンは、その活動をサポートするものです。商品に使用される昆布は、2025年から始まる「海とこんぶの森プロジェクト」を通じて調達されたもの。新鮮で品質の高い昆布が、美味しさを演出します。
新商品詳細
1. おむすび
- - 商品名:一膳御飯おむすび道産秋鮭と昆布
- - 価格:198円(税込213.84円)
- - 特徴:お茶碗一杯分のご飯を使った贅沢なおむすび。北海道産の秋鮭と函館市産の昆布を使用し、旨味が凝縮された炊き込み御飯です。このおむすびは、鮭の皮からとっただしを使用しているため、豊かな味が特徴です。
2. 冷たいラーメン
- - 商品名:冷たい函館塩ラーメン(函館真昆布使用)
- - 価格:560円(税込604.80円)
- - 特徴:冷たいラーメンのスープには、函館の真昆布の旨みが凝縮。ダシの甘みが絶妙なスープと、北海道産の小麦を使った中華麺が相性抜群です。具材には、北海道の噴火湾で採れた帆立を使用し、贅沢な味わいを提供します。この冷たいラーメンは、昆布の利用シーンを新たに広げる一品です。
地域貢献を目的とした取り組み
セブン‐イレブンは、持続可能な商品開発を進めると同時に、地域の課題に向き合った商品開発に注力しています。また、2024年には青函ツインシティの提携35周年を記念して、藻場再生プロジェクトへの寄付も予定しています。このような取り組みを通じて、地域の活性化を図る姿勢は、多くの消費者に感動を与えています。
各商品は北海道内のセブン‐イレブン994店舗で購入することができます。地域の味とともに、環境保護の取り組みにも目を向けてみてはいかがでしょうか。美味しいおむすびとラーメンを手に、ぜひご賞味ください。