シヤチハタとパナソニックが業務効率化を推進
愛知県名古屋市に本社を構えるシヤチハタ株式会社は、バックオフィスのデジタル化を進める新たなステップを踏み出しました。今回、パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社と提携し、シヤチハタが展開する「Shachihata Cloud」と、パナソニックの高精度AI-OCR「WisOCR for 請求書・納品書・領収書」を連携させました。これにより、企業の帳票データ処理の効率化を実現し、業務負担の軽減を図ることが期待されています。
なぜ機能連携が必要なのか?
企業の現場では、アナログな手法による帳票処理が今なお主流であり、多くの労力を要しています。データの入力ミスや非効率的な保存・検索の問題が浮上しており、特に電子帳簿保存法やインボイス制度に対応するための正確な帳票管理が急務となっています。シヤチハタとパナソニックは、この現状を鑑みて、それぞれの強みを活かす形で機能連携を進めました。
Shachihata Cloudの魅力とは
シヤチハタの「Shachihata Cloud」は、特にリモートワーク時代に向けたバックオフィスのデジタル化を担っています。稟議書、申請書、見積書、請求書など多様なドキュメントのデジタル化をサポートし、ユーザーは場所や時間を問わず、簡単に電子印鑑や電子署名を行うことが可能です。さらに、グループウェアやワークフロー機能も備え、バックオフィスのオールインワン体制を築くことができます。
WisOCRの特長
一方、パナソニックの「WisOCR」は、高精度なAI技術を用いたクラウド型のAI-OCRソリューションです。こちらは、請求書や納品書、領収書といった各種帳票の処理を自動化し、必要な情報を瞬時にテキスト化します。特に、取引先ごとに異なっているフォーマットにも柔軟に対応できる点が特徴です。これにより、業務の効率化とミスの削減が期待されます。
企業の未来とDX推進
シヤチハタ社は、電子印鑑システムの市場で1995年以来、数多くの導入実績を積んでおり、2025年2月には110万件を超える導入数を誇っています。デジタル化の流れが加速する中で、これらのサービスを活用すれば、企業は競争力を高めることができるでしょう。また、シヤチハタとパナソニックは、今後さらに連携を深め、新たな利用シーンや利便性の向上に向けた開発を行っていく方針です。
まとめ
この度のシヤチハタとパナソニックの連携は、業務の効率化とデジタル化の重要性を改めて浮き彫りにしました。企業は、これからの時代に位置づけられる新たな働き方に向けて、柔軟で迅速な対応が求められています。両社の協力により、企業のバックオフィス業務がどのように変わっていくのか。今後に期待が高まるところです。