名古屋市に新たな障害者雇用拠点、Diverse Village NAGOYAが開設
愛知県名古屋市に、障害者の就業支援を行う新たな拠点「Diverse Village NAGOYA」が2026年5月1日にオープンします。運営を手掛ける株式会社スタートラインは、日本全国で障害者の雇用を促進するための様々な取り組みを行っており、今回の拠点開設により約60名の障害者の雇用機会が生まれます。
Diverse Village NAGOYAの概要
Diverse Village NAGOYAの所在地は名古屋市中村区烏森町6丁目93で、名古屋市営地下鉄の東山線岩塚駅から徒歩8分、近鉄名古屋線近鉄八田駅からは徒歩9分というアクセスしやすい環境です。この新しい施設は、障害者に対する様々な業務を提供し、それぞれの特性に応じた働き方の選択を可能にする環境を整えています。
また、管理者を約20名配置し、全体で約80名のスタッフが連携して支援を行います。雇用された障害者は、コーヒーの焙煎やドリップパック製作、オフィスワーク等、多様な業務に取り組むことができ、自分自身の成長に応じた働き方を選択することができます。
Diverse Villageの目的
Diverse Villageは「誰もが自分らしく生きる社会」の実現を目指す施設で、障害者の就業支援に特化したサービスを現場で提供しています。雇用された障害者は、企業の一員として自分の役割を果たしながら、スキルや経験を積むことが可能です。
サテライト型サービスの展開
Diverse Village NAGOYAでは、以下のようなサテライト型サービスが展開されます。
- - BYSN(バイセン): コーヒーの焙煎業務を行う障害者雇用支援サービスです。プロ仕様の焙煎機を使って高品質なコーヒー豆を生産し、自社オリジナルのドリップパックなどを開発します。これにより、企業は認知度向上や社員の満足度向上を図ることができます。また、コーヒーマイスターなどの資格取得支援も行います。
- - INCLU(インクル): 障害者の職域開拓や採用、適性判断、チームビルディング、定着支援など、一貫したサポートを提供するサービスです。バリアフリーな環境はもちろん、専門知識を有したスタッフが常駐することで、様々な障害を抱える方が安心して働ける環境を整えています。また、INCLUでは一人から利用可能なINCLU ONEも展開しています。
株式会社スタートラインの使命
株式会社スタートラインは、2009年に創業以来、障害者の「採用」と「定着」に力を入れてきました。ABA(応用行動分析)やCBS(文脈的行動科学)に基づく専門的な支援を通じて、障害者雇用の新しい「場」を提供しています。今後も多くの選択肢を用意し、様々な人々が自分らしく活躍できる社会の実現を目指します。
名古屋市でのDiverse Village NAGOYAのオープンは、障害者への就業機会を大きく拡充するものであり、今後の展開が期待されます。