国府宮はだか祭
2026-02-13 12:27:25

春を告げる伝統神事「国府宮はだか祭」の魅力と見どころ

「国府宮はだか祭」とは



愛知県稲沢市で開催される「国府宮はだか祭」は、約1250年の歴史を持つ伝統的な神事で、正式には「儺追神事(なおいしんじ)」と呼ばれています。この祭りは、奈良時代の767年に始まったとされ、厄を払い、無病息災を願うための重要な行事として地域に根付いてきました。

イベントの概要


「国府宮はだか祭」は、毎年旧暦正月13日に行われ、2026年は3月1日(日)に開催されます。場所は尾張大國霊神社で、数千人の裸男たちが参加します。彼らは褌と白足袋をまとい、42歳の厄年を迎える男性を中心に、激しくもみ合いながら厄を払います。この祭りは、尾張地方に春の訪れを告げる象徴的なイベントとして、多くの参拝者に親しまれています。

祭りの行事


祭りに参加しない参拝者たちは、自身の氏名や年齢、願い事を書いた「なおい布」を「なおい笹」に結び付けます。この笹は裸男たちによって担がれ、境内へ奉納されます。令和6年には女性が初めてこの「なおい笹奉納」に参加し、法被を着て願いを込めた笹を奉納しました。これにより、伝統が新しい形で受け継がれていることが示されています。

さらに、祭りの終盤には手桶隊による水かけが行われ、全身無垢の神男が現れます。この神男に触れることで厄を落とすとされ、裸男たちが一斉に押しかけ、激しいもみ合いが展開されます。この約60分間がクライマックスとなり、参加者はその迫力ある光景に圧倒されます。

大鏡餅の奉納


祭当日には、尾張近郊の地域から奉納された約4トンの巨大な「大鏡餅」が拝殿で展示されます。祭本番が明けた旧暦正月14日、すなわち3月2日の午前8時からは、この餅が切り分けられ、頒布が始まります。この特別な餅を口にすることで、無病息災を願うという言い伝えがあり、多くの人々がこの餅を求めてやってきます。

歴史的背景


「国府宮はだか祭」の起源は、奈良時代に遡ります。当時、節分の大行事がほとんど存在しなかった尾張地方では、この神事が春の訪れを告げる重要なイベントとして根付いていきました。寒中に身を清める「裸参り」の風習と融合し、江戸時代の終わり頃には、現代の「はだか祭」としての形が確立されました。

もともと、この祭りには「儺負人(なおいにん)」を選出する「儺負捕り」と呼ばれる習わしがありました。この習わしを受け継ぐ形で、現在の激しいもみ合いが続いています。

参加の際の注意点


本祭は、2026年3月1日(日)15:00頃より行われますが、開催前後の三日間は神社周辺で交通規制があります。また、神社の駐車場は使用できないため、公共交通機関の利用を強くおすすめします。詳細情報は特設サイトをご覧ください。

この1250年の伝統神事「国府宮はだか祭」の迫力と熱気を、ぜひ現地で体感してみてください。


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