トラック荷役作業の安全性を向上する新装置『アシストレール ASR型』のご紹介
建築金物やエクステリア製品を手掛ける株式会社ダイケンが、トラック荷役作業を支える新たな装置『アシストレール ASR型』を2025年6月25日より発売します。この装置は、作業者の安全を確保しつつ、作業の省力化を実現する設計になっています。
『アシストレール ASR型』の特徴
『アシストレール ASR型』は、作業者が墜落防止用器具を使用しながらも、自由に動き回れる環境を提供します。高さ2メートル以上の作業環境においては、労働安全衛生規則に基づき、墜落防止が必要とされますが、この装置はそれに対応する製品です。具体的には、作業者を安全に吊り下げながら、スムーズな移動が可能です。
利用シーンに応じたレール納まり
『アシストレール ASR型』は、直線レールとカーブレールを使った多様なレイアウトが可能です。具体例として、以下のような形状があります:
- - 直線納まり: 作業者が直線的に移動しやすく、荷物の積み下ろしを効率的に行えます。
- - L字納まり: カーブレールを利用することで、荷物の固定や移動中のアクセスが容易になります。
- - O字納まり: 荷台の周囲を安全に移動できる設計で、あらゆる方向から荷物にアプローチすることが可能です。
これらのレール設計は、作業の内容や現場のレイアウトに応じて自由に選択できるため、特定の状況に最適な配置を実現します。
構成部品と設置方法
『アシストレール ASR型』は、直線レール、カーブレール、ランナー、ブラケット、ストッパー、エンドキャップといった6つの部品で構成されています。主な材質には軽量なアルミが使用され、取り扱いも非常に容易です。また、既存の形鋼に後付けできるブラケットも用意されており、工事不要で取り付け可能です。
引き続き、安全を重視した製品展開
ダイケンは、工場や倉庫での荷物移動を支える「ハンガーレール」の製造を行い、そのノウハウを活かして『アシストレール ASR型』を開発しました。また、高所作業の墜落防止用に「セフティーレールシステム メンテナンスレール」も展開しており、今後も作業者の安全を確保しつつ、作業の省力化を追求する製品を開発していく所存です。
株式会社ダイケンについて
ダイケンは、1924年の創業以来、建築金物や内外装建材、エクステリア製品などを生産しています。現在では、数百種類もの製品を持つ総合メーカーとして、日本の住環境をサポートしています。特にハンガーレールや駐輪場屋根の製造では国内トップシェアを誇り、家庭用物置を初めて製造した企業でもあります。
このように『アシストレール ASR型』は、作業者の安全を第一に考えた製品であり、今後の荷役作業の現場革命に寄与することが期待されています。ダイケンの公式ブログでは、製品の詳細情報や使っている様子を紹介しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。