FUJIの「Tech Day 2024」がブラジルで初開催!
愛知県知立市に本社を構える株式会社FUJIが2024年11月、南米ブラジルでプライベートセミナー「FUJI Tech Day 2024」を開催しました。サンパウロとマナウスの2つの地域で実施され、延べ150名以上の業界関係者が参加。これまでにない規模でのイベントとなりました。
最新ロボット技術「NXTR」の披露
今回のセミナーでは、FUJIが最新モデルとして開発した電子部品実装ロボット「NXTR」の実機デモが初めて披露されました。「NXTR」は、エレクトロニクス産業における部品組み付けを自動化する最先端の技術を搭載しています。この新モデルは、完全自動化を目指すFUJIのスマートファクトリー構想「FSF」の重要なプラットフォームとなっており、参加者からは高い関心が寄せられました。
セミナーでは、ブラジル地域初の「NXTR」購入企業への記念セレモニーも行われ、FUJIが実現したい未来の工場のビジョンが明確に示されました。
スマートファクトリーの未来像
FUJIが描くスマートファクトリーとは、先進技術を駆使し、製造工程を効率化した無人化工場のことです。参加者の中には、実装機の次世代モデルがどのように自動化を進めるのかについての質疑応答もあり、業界の自動化ニーズの重要性が話し合われました。多様なニーズに応じた技術支援が求められていると感じたFUJI。今後もセミナーを通じて、最新技術の普及を進めていく方針です。
FDBの役割と参加企業
セミナーを主催したFuji Do Brasil Máquinas Industriais Ltda.(FDB)は、南米におけるFUJIのSMT製品を取り扱う重要な拠点として、1995年から活動を続けています。FDのスタンスは、現地企業と連携しながら製品のデモや情報提供を行うことで、ブラジル市場におけるFUJIの技術の理解と普及を図っています。
機械技術への期待
セミナーの最後には、FUJI本社から技術者も参加し、完全自動化のための各種技術的なロードマップを発表しました。参加者の一人は「自動化が進むには時間がかかることも予想されるが、FUJIの技術には希望が持てる」と期待を寄せました。これからの自動化の流れを視野に入れ、FUJIの活動にも注目が集まります。
まとめ
このようなセミナーは、単なる技術紹介だけに留まらず、顧客との信頼関係の構築や、未来の工場作りに向けたさらなる夢を語る場でもあります。今後もFUJIは、先進的なソリューションを持って各地域でのセミナーを継続し、進化し続ける自動化ニーズに応える姿勢を示していくことでしょう。ブラジルでの盛況なセミナーを経て、今後の展開にも期待が寄せられています。