名古屋で進化する認知症支援の輪「つどいカフェ」開催

名古屋で進化する認知症支援の輪「つどいカフェ」

名古屋市名東区で新たな地域支援の取り組みとして、香流川翔裕園が「つどいカフェ」を開きました。このカフェは、認知症の方、そのご家族、地域住民、そして認知症に興味を持つ全ての方々を対象にしています。毎月第3水曜日に、スターバックスコーヒー名古屋猪子石店で行われるこのイベントは、地域の人々のつながりを深め、認知症に関する理解を促進することを目的としています。

第1回の開催状況

2025年9月17日（水）に行われた第1回は、10:00から11:00の時間帯に実施されました。参加者は香流川翔裕園の利用者、家族、地域住民で構成され、参加者はコーヒーを楽しみながら談話を交わしました。香流川翔裕園の職員による介護や認知症に関する相談も受けられ、多くの参加者が有意義な時間を過ごしました。

認知症カフェの背景

香流川翔裕園は、認知症カフェの設立を念願していましたが、施設内に適切なスペースがないという課題を抱えていました。そこで名東区北部いきいき支援センターに相談した結果、スターバックスコーヒー名古屋猪子石店との連携が実現しました。この店は、専門職の不在から運営に苦心していましたが、香流川翔裕園の専門職と連携することで、地域に寄与できるプラットフォームを提供できることとなりました。

この取り組みにより、地域の飲食店が認知症サポートの場となることで、より多くの人々に認知症への関心を持ってもらう一助となることが期待されています。

「つどいカフェ」のネーミング

「つどいカフェ」という名前には、地域のお年寄りたちが集う場でありたいというスターバックスコーヒー名古屋猪子石店の思いと、参加しやすい場を作りたいという香流川翔裕園の熱意が込められています。介護施設とは異なり、リラックスした雰囲気の中で多くの人が参加しやすい環境を整えることが狙いです。

次回の開催について

初回の盛況を受けて、次回の「つどいカフェ」は2025年10月15日（水）に予定されています。こちらも同様に10:00から11:00まで行われ、参加費は無料となっています。飲食代は各自負担となるため、気軽に訪れることができます。

もちろん、予約は不要で、どなたでも自由に参加できるので、地域の皆さまにおかれましてはぜひお立ち寄りいただきたいと思います。認知症カフェ終了後も引き続きスターバックスでの飲食を楽しむことができるのも魅力のひとつです。

施設概要

香流川翔裕園は、愛知県名古屋市名東区に位置する地域密着型の特別養護老人ホームです。高齢者福祉や障害福祉サービスに取り組み、地域に根ざした支援を行っています。例えば、小規模多機能居宅介護やグループホームなど、多様な事業を展開しています。連絡先は052-769-1120で、詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。