廃食用油で空を飛ぶ!『Fry to Fly Project』の取り組み
アオキスーパーは、国内資源の有効活用と環境保全を目的に、新たなプロジェクト『Fry to Fly Project』を立ち上げました。このプロジェクトは、家庭や店舗から出る廃食用油を原材料とし、持続可能な航空燃料(SAF)として航空機を飛行させることを目指しています。これにより、地球環境への負担を軽減し、循環型社会の実現に向けて一歩踏み出すことを目指しています。
プロジェクトの背景
環境問題が深刻化する中、アオキスーパーは、気候変動や資源の枯渇を見越し、持続可能な社会の実現に力を入れています。特に、廃食用油は家庭や飲食店で多く発生しているにもかかわらず、適切に回収・再利用されずに廃棄されることが多いのが現状です。このプロジェクトでは、こうした廃食用油を有効活用し、航空機の燃料としてリサイクルすることで、環境負荷の軽減を図ります。
『Fry to Fly Project』とは?
『Fry to Fly Project』は、廃食用油を使用した持続可能な航空燃料を普及させるための取り組みです。参加者は、家庭で使用した油を回収ポイントに持参し、その油がSAF製造に使われる仕組みを築いていきます。更に、プロジェクトは地域の自治体と連携し、地元の小学校で出前授業を開催するなど、教育的な活動も展開していく計画です。
SAFの利点
持続可能な航空燃料(SAF)は、従来の航空燃料に比べて、CO₂排出量を約80%削減できるという特長があります。最新技術を駆使し、廃食用油から航空燃料を生成することが可能になり、環境への影響を大幅に軽減します。このように、廃食用油を航空燃料にリサイクルすることで、資源を無駄にせず、持続可能な未来を作り出すことができます。
今後の展望
アオキスーパーは、2025年7月に『あいち地産地消SAFサプライチェーン推進協議会』にも参画。8月からは日本航空(JAL)と連携し、家庭や店舗からの使用済み油を店頭で回収し、SAFの原材料として供給する取り組みを開始します。これにより、地域社会が一丸となって、環境問題解決に向けた活動に参加できる体制を整えていく予定です。
まとめ
『Fry to Fly Project』は、廃食用油を利用してサステナブルな航空燃料を製造することで、地域の環境問題に取り組む革新的な試みです。アオキスーパーは、このプロジェクトを通じて、資源循環型社会を実現し、未来に向けてより良い地球環境の維持に貢献していくことを目指します。今後、アオキスーパーがこのプロジェクトをさらに拡大させていくことに期待が寄せられます。もし興味がある方は、ぜひ最新情報をチェックしてみてください!
取材に関するお問い合せ先
株式会社アオキスーパー 店舗運営部
TEL:052-414-3600