東急建設と福井コンピュータ、デジタル活用の進化へ
建築施工業界における生産性向上や労働力不足が懸念される中、東急建設と福井コンピュータアーキテクトが手を組み、デジタルツールを活用した革新を目指す取り組みを始めました。この提携は、実施現場へ即したデジタル活用を進めることを目的としています。
背景と目的
近年の建設業界では、効率化が急務となっています。特に、労働力不足の問題や生産性の向上が求められる中で、多くの企業がデジタルツールを導入しています。しかし、多くの場面では導入にとどまり、実際の施工業務への活用が進まないという現実も存在しているのです。
このような課題を解決するため、東急建設と福井コンピュータは「普段使いの施工BIM」をテーマに、実務に役立つ形でのデジタルツールの活用を促進するための提携を結びました。両社は共に、施工現場のデータ活用を基盤とした業務連携を強化し、デジタルシフトの加速を目指しています。
具体的な取り組み内容
このパートナーシップでは、以下の3つの領域に重点を置いて、共創を進めていく方針です。
1.
普段使いの施工BIMの推進
施工計画や数量確認といった実務において、デジタルツールの活用を促進し、現場での使用を前提とした運用を確立します。
2.
現場展開・支援と運用定着の加速
各現場への展開を通じて、デジタルツールの活用率を向上させ、施工業務の均質化と高度化を図ります。
3.
現場起点の共創による継続的改善
現場が抱える課題を起点に、デジタルツールの使用や運用プロセスの見直しを行い、実務面で扱いやすいデジタル活用を実現していきます。
本パートナーシップの意義
この取り組みは、単なるデジタルツールの導入に留まらず、実践的な活用を目指している点が特色です。現場からのデジタルツールの利用を促進することで、施工業務の実効性を高めていくことを目指します。また、施工業務におけるデジタルの利用を深化させ、今後の展開を見越した施工部門の活用モデルも構築します。
今後の展望
両社は、この戦略的パートナーシップを通じて、施工現場におけるデジタル活用の実効性を向上させると共に、現場での運用を通じた継続的な改善を進めていく計画です。この取り組みは、建設業界全体の生産性向上に寄与し、競争力を強化する大きな一歩といえるでしょう。
さらに、東急建設では人材強化に向けた取り組みも進めており、2025年度には建築事業本部内に100名体制の支援育成センターを設立予定です。
福井コンピュータも、施工現場のデジタルツインを実現する手助けをし、建設業が持続的に価値を生む基盤を構築するための役割を果たします。これらの取り組みにより、施工現場のデジタル活用が進むことを期待しています。