メ〜テレABU賞受賞
2025-09-16 15:33:57

名古屋テレビがABU賞を受賞!小児がん医師の感動ドキュメンタリー

名古屋テレビがABU賞を獲得



2025年9月14日、モンゴルのウランバートルで行われた授賞式において、名古屋テレビ制作のドキュメンタリー『メ~テレドキュメント 救いの時差 ~ある小児がん医師の呻吟~』がABU賞のテレビドキュメンタリー部門で最優秀賞に輝きました。この受賞は、2011年の「メ~テレドキュメント ヒバクコク~切り捨てられた残留放射線~」に続き、同部門での2度目の栄誉です。

番組の魅力と概要



この作品は、名古屋大学病院の小児科医、高橋義行先生(57)の奮闘を追ったものです。高橋医師は、治療法のない小児がんで命を落とす子どもたちを見守ってきました。今回のドキュメンタリーでは、埼玉県から治療に訪れた久保田ちひろちゃん(9歳)と、彼女と同じ神経芽腫を抱える髙橋結衣ちゃん(6歳)の物語が展開されます。

ちひろちゃんは、神経芽腫で一度は退院したものの再発の告知を受け、日本では治療法が見つからず、イタリアでの新薬治療に挑むご家族の姿を描いています。一方で、結衣ちゃんは新しい薬を待つことしかできず、想像を絶する試練に直面しました。高橋医師は、両者の状況を見守りながら、国内における治療法の壁と向き合っているのです。

ドキュメンタリーの制作背景



番組のプロデューサー、村瀬史憲さんは、受賞の際「高橋医師の真摯な姿勢が評価された」と述べています。そして、ドキュメンタリーの重要性は、命の尊さを伝えることに他ならないと強調しました。彼は「一人でも多くの命を救うために、今後も取材を続けます」と今後の活動意欲を語っています。

また、ディレクターの小澄珠里さんは、受賞を通じて浮き彫りになった「命の差」に対する疑問を視聴者に投げかけました。取材中に亡くなった結衣ちゃんのことが今も心残りである彼女は、評価をしてくれた皆さまに感謝し、さらなる医療の発展を求めました。

視聴者の反響と再放送



多くの視聴者から感動と共感のメッセージが寄せられ、作品の放送後には新たな反響が広がりました。スタッフの努力が実を結び、命の大切さを再確認させられる機会となったことは言うまでもありません。

このドキュメンタリーは、 2025年9月26日(金)午後1時45分から再放送される予定で、東海地区の視聴者は別途、TVerやLocipoでの見逃し配信も利用可能です。ぜひ、多くの方にその内容を感じていただきたいと思います。

ABUについて



ABU(アジア・太平洋放送連合)は、地域の放送の発展などを目的に1964年に設立され、現在は66カ国から228団体が加盟しています。名古屋テレビは非加盟ですが、関係者の協力によりエントリーが実現しました。

今後も、名古屋テレビが引き続き感動と問題提起を兼ね備えた作品を制作し、地域社会やその先の世界に影響を与えていくことを期待しています。


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